時代の立役者と未来を担う若者
今と未来のインタビュー
■清水(しみず)リエ
1933年生まれ。
麻雀や塗り絵、押し花に縫い物など多趣味。今はスポーツを見ながら、ひ孫からもらった世界の国旗の本で、どこにある国かを調べることが楽しみ。
▽今が個人の時代だからこそ、友達や周りの人間関係を大切にして欲しい
清水さんは稚内市のご出身で、1952年から勤めていた美容院から出張で鬼志別に来られていたそうです。1955年のご結婚を機に猿払村へ移住し、今のオリオン美容院を始められました。当時は近隣の方からカットのお願いがあればすぐに対応していたそうで、「とても忙しかったことを覚えています」と当時を振り返ります。今でもご近所さんとの交流を大切にしているそうで、今年は家の裏にある畑でかぼちゃとお芋を育て、お配りしたそうです。「今年は実も大きい物が採れ、大満足でした」と笑顔で教えていただきました。
そんな清水さんが村に改善して欲しいところは、近場に子ども達が遊べる施設が少ないので、大きな公園などが欲しいとのこと。子ども達が家の前の道路で遊んでいることが多く、心配だそうです。また、「今は地域の人との交流が減ってしまったと感じるので、子どもから高齢者までみんなで、気軽に集まれる憩いの場があると色々な世代で交流ができ、楽しいと思います」とお話いただきました。
未来を担う若者へ向け、「昔はあらゆる物が少なく、大変苦労しました。ですが、今は物が溢れ、すぐに捨ててしまうことが多くなってきているように感じます。どうしたら物を大切に、長く使い続けることができるのかを考えてほしいです」と語り、「人生はその人その人で色々な生き方があると思うので、自分に合った生き方を探し、それを大切にして頑張って欲しいです」とエールを送りました。
■稲垣姫星(いながきひなた)
拓心中学校3年生。
最近は韓国ドラマやK-POPにはまっている。
家では、洗濯や皿洗いなど家の手伝いを日常的に行う。
▽幼少期から好きなファッションを仕事にしたい
稲垣さんは人と揉めることが苦手な性格から、普段の学校生活では、周りとの調和を大切にし、問題を起こさないよう心がけています。取材時は、学校祭の準備に熱心に取り組んでおり、今は演目が決まったところとのこと。今後の準備を頑張っていきたいと話します。
稲垣さんが学業で成長したと感じたことは“数学”。エックスを使った方程式を理解できるようになったそうです。ただ、苦手な教科はたくさんあるので、赤点をとらないように頑張りたいと勉強に取り組む意欲を語ってくれました。学業以外では、早寝早起きの習慣を身につけて、学校に余裕をもって通学したいと考えています。
猿払村の好きなところは、星がきれいなところ。ふと星を見たくなり、外に出てみることもあるそうで、「たくさん星を見ているのに、流れ星を見たことがないので見てみたい」と笑顔。そして、鹿が多く自然が豊かなところも好きだそうです。また、「猿払村には、カフェや公園など、友達同士が集まってゆっくりできる場所がないので、そういった場所があってほしい」と話していただきました。
幼少期からファッションに興味をもち、テレビを見ていても服に目が行ったり、ファッション系の雑誌を買ったりと、服が大好きな稲垣さん。将来の夢は、ファッションスタイリストとのこと。将来、自分で稼げるようになったら、色々な服を買いたいと目を輝かせて語ってくれました。
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