文字サイズ
自治体の皆さまへ

開村100周年記念式典 これまでも、これからも、このむらで。(1)

1/20

北海道猿払村

令和5年10月28日、交流センターにて猿払村開村100周年記念式典が盛大に行われ、来賓や表彰受賞者など総勢108名が出席しました。
大正13年に宗谷村から分村独立して誕生した猿払村は、歴史を振り返ると様々な試練を乗り越えてきました。漁業では、石川県内灘町の漁民による漁場開拓が行われ村の漁業は大きく発展しましたが、その後の乱獲によるホタテ資源の枯渇に立ち向かい、ホタテ稚貝の大規模放流を行ったことで日本有数の水揚げ量を誇るまでに成長。また、酪農業では、樺太からの引揚者が入植し、道すらない原生林に斧やのこぎりで土地を切り開くことから始まりましたが、気候や風土の条件が厳しく、ジャガイモさえ育たない土地だったため、この地に適した農業として「酪農」に方向を定めて努力を重ね、搾乳量4万トンを誇るまでに至りました。
式典では、村の振興に貢献された方々への自治功労章の表彰や、猿払村に50年以上在住している90歳以上の方への特別功労表彰が行われました。
また、催しとして、初代村長の就任から楽楽心の供用開始など、これまでの100年間に起きた大きなできごとをスライド形式で写真とともに振り返りました。
そのほか、30年前に埋設したタイムカプセルに入っていた、開村100年に向けて残された当時の笠井勝雄村長からの手紙が動画で披露されました。笠井村長は当時、炭鉱が相次いで閉山したうえ、ホタテ資源の枯渇などによる不漁により、落ち込んだ極貧の村を立て直すべく、ホタテ漁業の増養殖・放流事業に挑戦し、猿払村の発展を支えました。動画では、この笠井村長の一世一代の事業について振り返ったほか、猿払村の発展により良い指針となることを願い、綴られた未来へのメッセージを紹介しています。
式典の最後は、100年の歴史に感謝し、未来への期待を込めて万歳三唱で幕を閉じました。

式典で披露された動画は猿払村ユーチューブチャンネルよりご覧いただけます。

■村政特別功労者のご紹介
※敬称略・順不同で掲載
90歳以上で猿払村に50年以上在住されている方々を「村政特別功労表彰者」として、式典で表彰を行いました。

※詳細は、本紙またはPDF版3ページをご覧ください。

10月28日発刊の日刊宗谷にて、村政特別功労者のご紹介をいたしましたが、当方の不手際により対象者に漏れがありました。謹んでお詫び申し上げ、訂正させていただきます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU