執筆者:保健福祉課健康推進係 保健師 中市拓磨
■「健康が“当たり前”であるために」
「健康は第一の富である」これはアメリカの哲学者エマーソンの言葉です。みなさんは今までこれほどまでに健康に価値を感じたことはありますか?多くの方にとっての答えは「NO」だと思います。私もそうです。「今が健康であり、それが普通であるから」と。
数年前に厚生労働省が実施した国民生活基礎調査では、80%以上の国民が自身の健康状態について「ふつう~良い」、65%近くが健康とは「病気がないこと」と回答しています。このように健康と感じる方が多い一方で、病気にならないと健康について考える機会は少ないのかもしれません。では、「病気がないこと」を確認する機会はいつなのでしょうか。その答えは健(検)診です。
現在の日本では、生活習慣病に罹患する方が多く、2人に1人がガンとなり、死因の第一位としてここ40年以上揺るぎません。これらの病気は自覚症状がないまま進行することも多いため、年に一回の健診を受けることが非常に重要となります。自論ですが、「当たり前に健康な人」は「当たり前に健診を受け、自身の状態を確認できている人」だと思います。一見当然のように思えることでも、その裏には当たり前を維持するための努力や手間が隠れています。
猿払村では特定健診・基本健診・後期高齢者健診に加えてガン検診も併せて受けることができます。健康に関心のある方は保健福祉課(TEL:2-2040)までご連絡ください。
▽集団健診
会場:猿払村保健福祉総合センター
日付:令和6年5月12日(日)~13日(月)
▽個別健診
会場:猿払村国民健康保険病院 旭川がん検診センター
日付:令和6年4月1日(月)~令和7年2月28日(金)
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