令和2年4月に地域おこし協力隊として愛知県から猿払村へ移住した春日井夫妻。協力隊だった当時は、猿払村の風景や野生動物を撮影し、地域の魅力を発信したほか、保育所カメラマンとしても活躍しました。そんな春日井夫妻は、令和5年3月に地域おこし協力隊を退任してから、猿払村でできることを日々思索し、ひとつの想いにたどり着きました。
■食を通じて地域の課題を解決したい
食を通じて、地域の課題解決を目的とした事業を生み出すため、昨年末に閉店した空き店舗を活用して『猿払からのおくりもの工房』を立ち上げました。
たくさん作って、余ってしまったものを廃棄する「食品ロス」が問題視されている現代。食品ロス削減に取り組むことは、食を通じた社会貢献のひとつという考えから、極力廃棄が出ないよう「たくさん作らない」をコンセプトにした商品の開発を進めています。
また、この商品は猿払村の自然環境を守り、未来の世代にも美しい村で豊かに暮らしてほしいという想いも込めて、環境に配慮したつくりにする予定です。
■誰もが活躍できるまちづくり
商品開発はプロジェクトの第一歩で、目指すべき未来は、地域住民のビジネスや活動を後押しし、新たな可能性に満ちたチャレンジができる場をつくること。村に賑わいと活気を生み出すべく、二人の挑戦は始まったばかりです。
▽猿払からのおくりもの工房 代表 春日井さつき
このプロジェクトは、誰もが挑戦できる場づくりに向けた第一歩です。
その実現のためには、時代に合った魅力的なビジネスを生み出す必要があります。たとえ小さな一歩でも、私たちのアクションで大きなムーブメントが起きたらうれしいです。
食品ロスをなくすため、一度に食べきれる7センチ角の真四角な食パンを開発中
※写真はイメージです。パッケージデザインは変更する場合があります
詳しい情報や近況はInstagram(@sarufutsu_gallery)をご確認ください。
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