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自治体の皆さまへ

子どもたちを守るために地域ができること(2)

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北海道猿払村

■子どもの交通事故防止のために意識してほしいこと
警察庁「こどもの交通事故防止対策の要点」をもとに作成
【URL】https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/0-1.pdf

●地域の方へ
▽Point1 子どものお手本になる
子どもの前で、信号無視や乱横断をするのはやめましょう。子どもは大人のまねをします。

▽Point2 子どもに対する思いやりの気持ちを持つ
子どもが横断しようとしていたら、運転者は停止・減速を、運転者以外の方は、保護・誘導して、子どもの安全な横断を確保しましょう。

▽Point3 子どもの急な飛び出しに備えて減速する
子どもの飛び出しによる事故が最も多くなっています。学校、保育所、通学路、住宅街の道路、見通しの悪い場所などは飛び出しに備えて減速しましょう。

●保護者の方へ
▽Point1 一人歩きをさせない
家の外では、幼児と手をつなぎ、常に目を離さないようにしましょう。
また、駐車場など車道以外の場所も注意が必要です。

▽Point2 チャイルドシートの適正使用
不使用・不適正使用の危険を理解し、正しく使用しましょう。
また、使用する際は、子どもの体格に合ったもの(乳児用・幼児用・児童用)を選びましょう。

●子どもに教えること
▽Point1 横断の仕方
・横断歩道や信号機が近くにあるときは、そこまで行って横断すること
・道路を横断する前には「立ち止まる」「左右をよく見る」「手を上げて横断することを車に伝える」「車が止まっていることを確認する」こと※信号が青でも必ず確認
・横断中も「左右をよく見る」こと

▽Point2 教えるときの注意点
・繰り返し何度も教える
・子どもの目線で危険な交差点等を一緒に確認する
・車から子どもは見えにくいことを教える
・幼児には、紙芝居、腹話術等の視聴覚に訴える

■各小学校での取り組み「青空教室」
毎年4月下旬から5月上旬にかけて、村内の各小学校で「青空教室」が開催されます。
この教室は、子どもたちが成長するにつれて外出や自転車の利用が増え、交通事故に遭う危険性が高まることから、正しい交通ルールを学び、交通事故やけがを防ぎ、安全に毎日を過ごせるように行われます。
内容は学校や学年によって異なりますが、実際に自転車に乗って町中を運転したり、横断歩道のわたり方を確認したり、ダミー人形を使って車との衝突事故を再現するなど、安全に関することを勉強します。
授業の終わりには、小学6年生に交通安全指導委員委嘱状が贈られます。これは、学校のリーダーとしての自覚を持ち、下級生のお手本となるように交通ルールを守ること、また周りの友達や下級生がルールを守れていないときには、声を掛け合って交通安全意識を高めることを期待して贈られるものです。

▽命を守るヘルメットは必ず着用を!
自転車乗用中の死者の約半数が「頭部」の損傷が原因です。ヘルメットを着用していない人の頭部致命傷率は着用者の約2.4倍という結果があります。
このことから、ヘルメットを着用すると致命傷にならない可能性が上がるといえるため、必ず着用することを心がけましょう。

■交通事故の実態
住民課生活環境係
主事 髙橋真佐也

猿払村は交通事故死「0」3000日(令和9年1月31日達成予定)を目標に啓発に努めています。
北海道内での令和5年における交通事故件数は9082件であり、交通事故による死者131名となっておりますが、村内における交通事故件数は0件となっており、村民の皆さんの交通安全に対するご協力により、無事故の一年となりました。
全国的に起きている事故の原因は様々で、スピード違反や悪天候でのスピード出しすぎによるスリップ事故、居眠り運転や飲酒運転のほか、北海道ではシカの衝突などが事故の原因となっております。また、車や自転車での携帯電話等を使用しての「ながら運転」による事故が増加しています。
今後においても、交通事故死「0」を目指し安全運転を心掛けましょう。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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