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もしもヒグマに出遭ったら

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北海道猿払村

近年、北海道内で市街地にまで姿を現すヒグマが問題となり、人身被害や農作物の被害が増えています。
猿払村もヒグマの生息地となっており、人が住む近くに出没したこともあります。今回は、ヒグマの生態や被害に遭わないための対策などをお伝えします。
出典:北海道ヒグマリーフレット「ヒグマとのおつきあい」

■ヒグマの生態
▽オス
体長:2.0m弱
体重:約150~400kg

▽メス
体長:約1.5m
体重:約100~200kg

性格:群れを作らず単独や親子で行動。大半のヒグマは警戒心が強く、人を避けて生活しています。
運動能力:臨機の動作は非常に機敏。その気になれば一撃で牛を倒すこともできます。
聴覚:聴力に優れ、音に対しては敏感。
視覚:昼夜を問わず行動できる視力をもち、目は決して悪くはない。ただ、あまり遠距離の物はよく見えないらしい。
嗅覚:敏感で、埋めた残飯などもすぐに見つけだします。
ヒグマの痕跡:
[足跡]
・5本指の跡
・後足の跡が、前足の跡のすぐ前につくことが多い
[フン]
・大きな俵形
・消化されず草などの食べたものが混ざっている

■出遭わないための行動を!
▽Point01 出没情報を確認
村では、ヒグマの通報があった際、ほっとメールの配信や防災無線での放送をしています。

▽Point02 音を出しながら歩く
単独で行動せず、複数人で会話しながら歩くと、ヒグマも人の存在に気が付きやすくなります。

▽Point03 ヒグマの痕跡を見つけたら
足跡やフン、食痕に注意し、見つけたら安全のために引き返しましょう。

■もしも出遭ってしまったら
▽Point01 遠くにヒグマを見つけたら
落ち着いて状況を判断してください。ヒグマがこちらに気づいていないなら、その場から静かに立ち去りましょう。

▽Point02 ヒグマがこちらに気づいたら
ヒグマの移動する方向を見定めながら、静かに立ち去りましょう。あわてることは事故につながります。まずは落ち着くことです。普通にしていれば、ほとんどのヒグマは立ち去るはずです。

▽Point03 それでも近づいてきたら
ヒグマから視線を離さないでください。そしてヒグマの動きを見ながらゆっくりと後退してください。

▽Point04 走って逃げるのは自殺行為
ヒグマを刺激しないことです。まず落ち着いてゆっくりと後ずさりしてヒグマから目を離さず、その場から離れましょう。

▽Point05 子グマの後ろに必ず母グマあり
子グマを見つけたら絶対に近づかず、すみやかに立ち去ってください。母グマは子グマを守ろうと攻撃してきます。

▽Point06 襲い掛かってきたら
北米では、首の後ろを手で覆い、地面に伏して、頚部、後頭部への致命傷を防ぐ方法を勧めています。
※100%完全な対応ではないです

■ヒグマの出没場所
令和4・5年度にクマを目撃したと通報があった場所を抜粋したものです。通報を受けた際には、役場担当職員、警察、猟友会が現地を見回り、必要であれば熊出没注意の看板を設置しています。
※詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。

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