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focus 第54回 鬼志別小学校「ふるさと学習」

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北海道猿払村

■地域に学ぶ、子どもたちの村づくり
▽ふるさと学習の刷新と目的
鬼志別小学校では、今年度から「ふるさと学習」の内容を一新しました。「ふるさと学習」は、総合的な学習の時間に、村内のさまざまな業種の方々を講師に迎え、子どもたちが学ぶ授業です。この取り組みは、子どもたちの将来に向けたキャリア教育の一環として行われています。また、この授業は公開されており、保護者や地域の皆さんも見学することができます。

▽地元企業から学ぶ一次産業
これまでに、4年生は猿払鮭鱒株式会社の協力のもと、「猿払の海と定置網漁業」について学びました。ビデオで漁の様子を見たり、漁でよく使われる「もやい結び」に挑戦したりしながら、一次産業への理解を深めました。

▽コケモモを守るためは
3年生は、村のシンボルである「コケモモ」について「どうやったら守ることができるか」をテーマに授業を行いました。自然に詳しい『猿払ななかまどの会』の小俣さんを講師に迎え、コケモモの生態や減少してしまった原因、外来種の問題などについて学びました。さらに、コケモモはどんなところに咲いているのか、そのまま食べられるのか、なぜ少ないのに村の花になったのかなど、さまざまな質問を通して、コケモモへの理解を深めました。
この授業から、次の4つのテーマについて考え、村長や『猿払ななかまどの会』の庄崎さん、小俣さんを招いて発表しました。
(1)コケモモを守るためにできること
(2)コケモモに代わる村の花
(3)村の自然や生き物を守るためにできること
(4)猿払村の皆さんにお願いしたいこと
1つ目のテーマでは、「コケモモを踏まないでください」という看板の設置や、監視カメラの設置といった意見が出ました。2つ目のテーマでは、「コケモモのままがいい」という意見が多く、理由として「これからも大切にしたい」などの声がありました。3つ目は、ポイ捨てをしない、ごみ拾いをするなど環境保護に関する意見が多く、4つ目でも「ごみを捨てないで」と村民にお願いする声が多数ありました。

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