■全国大会初出場、メダル獲得の快挙
▽全国大会出場までの道のり
猿払村身体障害者福祉協会に所属する須藤久子さん、飯田紀光さん、依田大輝さんの3名が、10月26日~28日に佐賀県で開催された「全国障がい者スポーツ大会」に出場し、大活躍を見せました。3名は令和5年9月に釧路市で行われた「北海道障がい者スポーツ大会」で好成績を収め、令和6年5月に北海道代表候補に選出。その後の厳しい選考合宿を経て、出場権を獲得しました。
▽全国大会初出場の喜び
須藤さんは80歳と高齢ながら、普段から練習を重ねるスポーツマンです。過去に全国大会出場の資格を得たことはありましたが、その際は天候不良により大会が中止に。今回、ついに待望の初出場を果たしました。一方で飯田さんと依田さんは、もともと身体を動かすことは好きだったようですが、陸上競技初挑戦の新顔。高齢のため後継者を探していた須藤さんの誘いがきっかけで「最初は軽い気持ちで始めた」とのことでしたが、2人とも全国大会への切符をつかむほどの将来の可能性を秘めていました。
▽メダル6個の快挙
北海道大会では1種目にエントリーしていた3名ですが、全国大会では2種目に挑戦。須藤さんはソフトボール投げで金メダル、立ち幅跳びで銀メダルを獲得。飯田さんは砲丸投げで銀メダル、ソフトボール投げで銅メダルを獲得しました。依田さんは車いす100m走で金メダル、ソフトボール投げで銅メダルを手にし、3名で合計6個ものメダルを獲得しました。
今大会では北海道選手団全体で60個のメダルを獲得。その中でも猿払村の3名の活躍が光りました。
来年も大会出場を目指したいという意欲を見せており、今後のさらなる飛躍が期待されます。
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