野菜をたくさん食べている人は、脳卒中や心臓病、ある種のがんにかかりにくいという研究報告があります。野菜には健康効果が豊富にありますが、体内でどのような働きをしているか確認していきましょう。
野菜摂取目標量:1日350g!
(料理にすると小鉢5杯分)
両手で山盛り3杯分
▽食物繊維
ダイエットのイメージが強い食物繊維ですが、便秘・大腸がんの予防や血糖値の上昇を緩やかにする、血中コレステロール値の正常化など病気の予防効果もあります。
▽ビタミン
ごはんやパンなどに含まれる炭水化物を体内で効率よくエネルギーに変える手助けや、皮膚や粘膜を守って病原菌が体に入らないように守ってくれる働きなどがあります。
▽ミネラル
野菜に含まれるミネラルの一つであるカリウムには余分なナトリウム(塩分)を体の外に排泄する効果があり、高血圧予防にも。また緑黄色野菜には鉄分やカルシウムも含まれています。
※腎機能が低下している方は主治医の指示に従いましょう。
▽食べすぎ防止
野菜は低脂肪、低カロリーでありながら、食べる「カサ」が増えるため食べすぎ防止にもおすすめです。
■かんたん野菜レシピ
ほうれん草に含まれるビタミンCと、ごまやくるみに含まれるビタミンEを組み合わせると相乗効果で抗酸化作用がアップ!
●毎日の食事にプラスもう1皿 ほうれん草のごまくるみ和え
▽材料(4人分)
ほうれん草…1/2パック
人参…1/4本
しめじ…1/2パック
[A]
・砂糖…大さじ1強
・しょうゆ…大さじ2
・すりごま…40g
・砕いたくるみ…25g
▽つくり方
(1) 人参は細切りしラップをして電子レンジで加熱します。
(2) しめじは石づきを落とし小房にわけ、さっと茹でます。
(3) ほうれん草は沸騰したお湯で塩茹でし、水にさらししっかりしぼります。
(4) Aの調味料と(1)(2)(3)を和えたら完成です。
▽POINT
ほうれん草は緑黄色野菜の中でも抜群の栄養価を誇ります。根元の赤い部分は骨の形成に重要なマンガンが豊富。捨てずに使いましょう。
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