年頭のご挨拶

2／19

■行政　由仁町長松村諭
新年あけましておめでとうございます
町民のみなさんにおかれましては、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
今年の干支は「辰(たつ)」で、十二支のうち唯一実在しない伝説の生物であります。アメリカ大統領選挙やパリオリンピックの年と重なるため、経済活動が活発に行われるといわれており、その効果に期待も高まるところであります。
さて、昨年4月の町長選挙を経て、3期目の町政運営をスタートさせていただき最初の新年を迎えることができました。町政を担うという重責を改めて認識し、由仁町の発展に精魂を傾ける決意を新たにしているところであります。
昨夏は、気象庁が統計を取り始めた1898年から125年の間で、日本の平均気温が過去最高を記録するなど、北海道にも異常な暑さをもたらし、日々の体調管理に苦労をされたことは、まだ記憶に新しいところであります。
この記録的な猛暑が続いたことが影響し、当町の基幹産業である農業につきましては、全体を通して前の年を下回る作況となりました。水稲は、平年を上回る高温が続いたことから生育は進みましたが、作柄は平年を下回り、小麦、大豆につきましても、同様に平年を下回る厳しい結果となったところであります。
また、新型コロナウイルス感染症は、昨年5月8日から5類感染症へと移行になり、私たちの生活も徐々に通常時に戻りつつありますが、全国のコロナウイルスの感染状況は、先月において、患者数が約3か月ぶりに増加する動きが見られるなど、予断を許さない状況が続いております。
当町におきましても、昨年5月から、ワクチンの「春開始接種」に加え、9月からは「秋開始接種」を開始し、集団接種と個別接種により対応しているところであります。現在のワクチン接種は、本年3月までとなっておりますが、希望するみなさんが確実に接種できるようしっかりと準備を行い、適切に対応してまいります。
さらには、一昨年10月から実証運行を実施しております「由仁町デマンドバス」は、中央バスの一部路線廃止に伴い、昨年4月から三川駅前を運行ルートに加えて実施したところであります。
これまでの取組といたしましては、予約システムの導入、バスの位置情報の提供などにより利用者の利便性向上を図っております。
本年10月の本格稼働に向け、町民の足を確保すべく引き続き検証を行ってまいります。
結びとなりますが、今後の町政運営に対するご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、町民のみなさんのご健康とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

■議会　由仁町議会議長後藤篤人
新年あけましておめでとうございます
町民のみなさんにおかれましては、輝かしい新年を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、日ごろから議会運営および議員活動に対し、格別のご理解とご支援をいただき厚くお礼申し上げます。
早いもので昨年4月の統一地方選挙において、町民のみなさんの負託を受け、任期4年間の初年度を踏み出してからこの8か月、二元代表制の一翼を担う議会の代表としての重責を痛感しながら、同僚議員とともに町政の推進と住民福祉の向上のためにまい進してまいりました。新年を迎え、あらためて身が引きしまる思いであります。
さて、昨年は新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行し、徐々にではありますが、ようやく日々の生活に自由と活気が戻ってきたのではないでしょうか。この数年間、つらいことや苦しいことが数多くありましたが、コロナ禍から私たちは色々なことを学んできたことと思います。見直してきたことなども含め、今後に生かしていかなくてはと感じているところであります。
世界に目を向けますとロシアとウクライナ、イスラエル問題など、依然として不安定な情勢が続いております。
東アジアの情勢も引き続き注視が必要です。これらに起因する燃料や物価の高騰による経済への影響、私たちの日常生活への影響は大きな問題でありますが、何よりも罪のない人々の尊い命が奪われないよう、一刻も早く平和な世界が訪れるよう願うばかりであります。
昨年の夏は北海道においても猛暑となり、地球規模の環境変化への対応が迫られていることを実感しております。
3月には松村町長が「由仁町ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。緑豊かな「ふるさと由仁町」の姿を将来に残すためにも町と議会はもとより、事業者や町民のみなさんも一体となって、脱炭素に向けた意識を高めてまいりましょう。
最後に、今年の干支は甲辰(きのえたつ)です。成功の芽が成長し、形を整えていく年と言われているようであります。町民のみなさんにとりまして本年が大きな成長につながる年となり、明るい一年となりますよう、議員一同、心よりご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。