■高齢者の水分補給
看護師 佐藤律子
今年の夏も暑い日が続き、意識して水分補給したのではないでしょうか。しかし、高齢者は水分を積極的に取りたがらない方が多いです。
ひだまりでは、1日3回の食事のときと午前・午後の最低5回、入所者に水分を提供しています。
1回の量は、医師から特別な指示がある場合を除き200mlで、番茶や水、夏期は経口補水液(ポカリスエットのようなもの)を提供しています。
水分が不足すると、脱水症状があらわれる可能性があるだけでなく、ときには命に関わる病気を引き起こす原因にもなります。
高齢者は特に体内の水分量が少ないため、年間を通じて水分補給を意識する必要があります。
ひだまりでも、「のどが渇かない」、「飲んだらトイレに行きたくなる」などの理由で、水分を控える方がいます。
入所者に安全かつおいしく水分を補給してもらうため、スタッフはいろいろな工夫をしています。番茶を好まない方には水や白湯、氷を入れたり、ご家族の協力を得て好きな飲み物や水分の多い食べ物を提供しています。
また、むせやすい方にはトロミをつけたり、栄養科に依頼してゼリー状に固めてもらうこともあります。
今年の夏は、かき氷をつくりました。おかわりする方もいて、「とってもおいしかったよ」と入所者に喜ばれました。
脱水症状は暑い時期だけと思われがちですが、寒い時期であっても油断はできません。
これから寒くなりますが、毎日こまめな水分補給を心がけ、元気にすごしましょう。
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