■サルコペニアを予防するために
理学療法士 平佐和之
サルコペニアとは、筋肉が減り、身体の機能が低下した状態を指します。主な要因は加齢で、高齢者の29%が該当するといわれています。握力が低下しているか(男性26kg未満、女性18kg未満)、歩く速度が低下していて筋肉量が基準より減少しているとサルコペニアと診断されます。
栄養が不足してサルコペニアになると、活力や筋力、身体機能が低下します。それによって活動量が減り、さらなる食欲低下をもたらすことで悪循環が生まれてしまいます。また、認知機能の衰えや経済的困窮にもつながる可能性があり、低栄養や活動不足にならないよう注意することが大切です。
サルコペニアを予防するためには、日常的に運動することが大切です。毎日少しずつ運動をしていきましょう。
今回は、自宅でできる運動を紹介します。これらの運動に加えてウォーキングなどの有酸素運動も行うと効果的です。
まずは自分でできそうな回数や時間で取り組みましょう。
・足首をしっかり自分の方へ向け足全体を浮かせます。5秒間保ったら足を下げます。これを10回ずつ3セット行います。
※足を浮かせるときに腰が浮かないように!
・つま先立ちをして、かかとを上げ下げします。これを10回ずつ3セット行います。
※膝が曲がらないように!
・膝を曲げて寝た状態から3秒間お尻を上げて戻します。これを10回行います。
・椅子につかまって3秒間足を上げます。これを片足ずつ10回行います。
※30日(月)の整形外科は休診です。
問合せ:
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医療福祉相談センター(地域医療連携室)【電話】090-2207-3701
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