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健康・元気づくり情報

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北海道由仁町

■特定健診~糖尿病とインスリンの関係~
「インスリン」という言葉は、健康に関心のある方なら一度は聞いたことがあると思いますが、すい臓から分泌される血糖値を下げる唯一のホルモンで、血液中のブドウ糖(血糖)を筋肉や肝臓、脂肪細胞などに取り込み、血糖を一定の範囲におさめる働きをします。
インスリンの分泌量が少なくなると、血糖が血液中にあふれてしまう「高血糖」の状態になり、慢性的に高血糖の状態が続いてしまうと「糖尿病」と診断されますが、初期の段階では目立った症状がないため、知らず知らずのうちに全身の血管を傷つけてしまいます。
糖尿病を放置すると、視力が低下する「網膜症(もうまくしょう)」や、腎臓の機能が低下する「腎症」、神経障害のほか、心臓病や脳卒中などさまざまな合併症を引き起こしやすくなります。
当町の健診では、血液中にブドウ糖がどれくらいあるのかを調べる「血糖値検査(空腹時・随時)」と、直近1~2か月間の平均血糖値を調べる「HbA1c検査」の2種類を実施し、必要に応じてインスリン分泌量を調べる「75g糖負荷検査」を実施しています。
インスリンの分泌量は個人差はありますが、一生に分泌される量が大体決まっているといわれていることから、過食や肥満などによってたくさんインスリンを使ってしまうと、分泌量が徐々に少なくなり最終的には枯渇してしまいます。
さらに60歳を過ぎると、すい臓の老化によって20歳のころと比べて分泌量が3分の2程度まで少なくなるといわれていますが、自身のインスリン分泌の特徴に合った食べ方や動き方をすることで、
限りあるインスリンを大切に使っていくことができますので、60歳以降も健診を継続的に受診し血糖値の変化がないか毎年確認することが必要です。限りあるインスリンを一生大切に使っていくため20歳から年に1回健診を受診して、健康状態を確認しましょう。

▽健診日程

問合せ:保健福祉課保健予防担当
【電話】0123-83-4750

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