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由仁町地域おこし協力隊隊員だより第104号

17/24

北海道由仁町

冬真っ盛り、シチューが美味しい季節ですね。さて、今回は前回の予告どおり「シニア向けのウェアラブル端末」についてお届けします。
実は以前からウェアラブル端末について、いくつかの質問やお問い合わせをいただいておりました。
そもそもウェアラブル端末とは何か?についてご説明します。小型の情報端末を身に付けることにより、健康や運動などの活動状況を記録したり、自然災害や緊急速報などの必要な情報を随時提供してくれる、日常生活のさまざまな場面をスマートに支援してくれる機械のことです。
ここ数年でウェアラブル端末は、すでに私たちの身のまわりに溶け込んでいる「当たり前」のモノとなりました。腕時計のようなスマートウォッチがその代表例と言えるでしょう。他には眼鏡やゴーグル型のスマートグラスや、洋服の胸ポケットなどに装着するウェアラブルカメラなどがあり、それらを総称してウェアラブル端末と言います。
では、つぎに「それらの代表格であるスマートウォッチで何ができるのか」を解説します。
スマートウォッチとは、「スマートフォンとつなげて使う腕時計」です。時刻の確認はもちろん、スマートフォンを持たなくても通話やメッセージのやり取りが可能で、電話やメールを振動で知らせてくれるので見逃すことがありません。そんなスマートウォッチをシニア世代の方々へお勧めする最大の理由が、「健康管理・見守り機能」が利用できることです。
歩数計測や睡眠状態の追跡だけではなく、心拍数チェック(異常時に警告が通知されます)や簡単な心電図の記録、転倒検知機能(転倒時に一定時間、反応が無い場合は自動的に緊急通報を行います)といった健康管理機能があります。記録されたデータはご家族などと簡単に共有することも可能です。
もちろん健康管理以外にも便利な機能があり、特筆すべきはGPSが内臓されているモデルです。事前に設定しておけば、ご家族がリアルタイムで現在地を特定できるので、ちょっと道に迷ってしまった場合などには非常に役に立つでしょう。認知症で徘徊してしまう方への有効性は言うまでもありません。
デジタル機器の取り扱いに関しては、画面の見にくさや操作の複雑さなどに抵抗があるシニア世代の方々が多いと思いますが、その抵抗を克服することで、デジタル機器は現在の生活の質を大きく向上させる頼もしい味方になります。
総務省でも「デジタル活用支援推進事業」を展開しており、スマートフォンの取り扱い方など高齢者向けの資料や動画が掲載されたWebサイトが開設されています。ぜひ「デジタル活用支援教材」でインターネット検索してみてください。
最後に個人的なお話になりますが…地域おこし協力隊としての任期も残すところ、あと2か月となりました。この協力隊だよりをお届けできるのも1~2回だと思われます。
今後については現段階(1月10日時点)ではハッキリお話できませんが、「由仁町のクマちゃん」としてがんばりたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!!
地域おこし協力隊員学校ICT教育支援員 熊谷卓也
【E-mail】yuni-ict-supporter@town.yuni.lg.jp
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HP検索:由仁 協力隊

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