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自治体の皆さまへ

「君の椅子」2023をご紹介します

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北海道留寿都村

デザイン:朝倉 亨さん 
材質:北海道産ミズナラ

■デザインを手がけた 朝倉亨さんからのメッセージ
いつも君のそばに…
生まれてきてくれてありがとう。
そして元気にたくましく育って欲しい。
お父さんとお母さんは心の底から願っている事と思います。そんな気持ちに寄り添う「君の椅子プロジェクト」。
そのデザインに携わることは、ものづくり人として、なんと幸せなことだろうと感じながら、沢山の協力の元、準備を進めてきました。
この椅子は、北海道の大地でじっくり育ったミズナラでできています。
京都の、椅子づくり・家具づくりが大好きな私がデザインし、旭川の椅子づくりの名人が試作を繰り返して、形にしました。
背中があたる部分が丸く左右にのびていて、人が両手を広げて君をむかえ入れる姿をイメージして「君の居場所はここだよ」と椅子が語りかけてくるようにデザインしています。
まだ、赤ちゃんのときは、座ることができないけれど、触って気持ちいいと感じてくれるかな?つかまり立ちの手助けはできるかな?何歳になったら一人で座れるようになるかな?刻まれた自分の名前を読めるのはいつ頃かな?この椅子より君はどんどん大きくなるんだよ。
想像するとワクワクしますね。
たくさん使って思い出や汗を吸い込んで、良い風合いに育った椅子をいつか兄弟のように感じて貰えるとうれしいです。

■「君の椅子」プロジェクト代表 磯田憲一さんからのメッセージ
一年・365日をかけて、次なる一脚が生まれる「君の椅子」。たくさんの人たちのご協力で2023年版の〝新しい生命〝の〝居場所〝がようやく出来上がりました。毎年のことではありますが、とりわけ2023年の椅子づくりは、完成に漕ぎ着けるまでに、多くの時間と手間を要することになりました。それだけに、新たな椅子モデルが無事完成したことを嬉しく思っています。東日本大震災の日に、東北3県で生まれた子どもたちのための〝希望の「君の椅子」〝を合わせると、19脚目の「君の椅子」モデルとなります。
昨年は、北海道の〝小さな村〝である4つの村(真狩・留寿都・泊・神恵内)と中頓別町が自治体の輪に加わってくれました。今年も、新しい自治体も含めた「11」の村や町、そして日本各地の子どもたちの元へ、「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて届けられることになります。
18年目を迎えた「君の椅子」。今年も「新しい生命」の健やかな誕生を願っています。

※贈られたご家族につきましては本紙をご覧ください。

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