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自治体の皆さまへ

新年のご挨拶(2)

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北海道留寿都村

■留寿都村議会議長 長尾道則
留寿都村の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
留寿都村議会を代表し、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
村民の皆さまには、新たな希望を胸に初春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、旧年中は留寿都村議会に対しまして、深いご理解と温かいご支援を賜り、心より厚くお礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化し解決の糸口が見えない中で、10月には、イスラエルとパレスチナの新たな紛争が勃発し、国際情勢は一段と混迷を深めています。世界情勢の緊迫化は、原油価格や物価の高騰など、私たちの生活に大きな影響をもたらしており、国際的な協調と秩序の再構築により、悲惨な戦争が一日も早く終結することを強く願うものです。
昨夏は、全国的に猛烈な暑さが続き、道内の小学校でも熱中症で児童が死亡する大変痛ましい事故が発生し、村内の教育現場では、夏休み明け早々、午後の授業を取りやめる、学校行事を延期するなどの対応が図られました。現在、「地球温暖化」による酷暑に対処するため、学校施設などの冷房設備の整備について、早期に実現できるよう協議を進めているところです。
本村の農業に目を向けると、8月以降の記録的な猛暑と少雨の影響により、病害虫の発生、収量・品質の低下など、厳しい環境にありましたが、たゆまぬ営農努力を重ねられた農業関係者の皆さまに深く敬意を表するものです。
令和6年に向けた村政の課題として、進行する人口減少を抑え、新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ地域経済の回復を確かなものとするほか、本村の未来を創る担い手の育成を図るなど、村と共に有効な政策の立案、実施に取り組んでまいりたいと考えております。
昨年4月の村議会議員選挙により、新たな構成となった議会は、その役割と責任の重さを自覚し、村民の皆さまに身近で関心を持っていただける議会を目指し、全力で取り組んでまいります。そのために、村づくりに対する皆さまの声を聴き、執行機関との是々非々の議論を重ねてまいります。
結びに、新しい年が村民の皆さまにとって笑顔あふれる、実り多き年となりますことを心よりお祈り申し上げまして、新春のご挨拶とさせていただきます。

■養父市長 広瀬栄
新年あけましておめでとうございます。
留寿都村の皆様におかれましては、健やかに令和6年の新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
昭和56年7月に和牛が取り持つ縁で、留寿都村と旧養父町が姉妹提携を結んでから、43年目を迎えようとしています。昨年5月には、新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に変更され、徐々に流行前の日常生活を取り戻しつつあります。そのような中、昨年は4年ぶりに児童の相互訪問が実現しました。「やぶっ子親善使節団」として養父市の小学生4名が訪問した際には、皆様より心温かく歓迎いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
また、昨年11月には佐藤村長が養父市へご来訪くださいました。大変貴重なお話をうかがい、価値あるひとときを過ごさせていただきました。
今後も、お互いの特徴を生かした産業・教育・文化の交流を深め、変わらぬ友好関係を続けていきたいと考えております。皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
さて、養父市は「日本一子育てをしやすいまち」の実現に向けて、昨年4月に新しい子育て支援体制を整えました。市長部局に「こども・夢・えがお部」を新設し、教育委員会に新設した「こども学び課」と連携する形で「こどもセンター」を設置しました。これにより、切れ目のない包括的な子育て支援を行います。加えて、6月には学校生活等に悩みを抱える子どもたちの社会的自立を目指すための場所「子ども第三の居場所・養父市ほっとステーション」を開設したほか、7月には「養父市こどもまんなか応援サポーター」宣言を行いました。これからの養父市を担う子どもたちが、いつまでも夢と希望を持ち、子どもたちの笑顔あふれる「こどもまんなか社会」の実現を目指します。
また、近年、社会とのつながりが希薄化し、人々が孤立や生きづらさを感じている中、「社会的処方」という概念が注目を集めています。「社会的処方」とは、薬を処方するように「地域とのつながりを処方」することです。養父市も、社会的処方の積極的な推進に取り組んでおり、昨年4月には、健康福祉部に社会的処方推進室を新設しました。市民の身近な相談役として、社会的処方の重要なキーパーソンとなる「コミュニティナース」を配置し、統括保健師、各関係団体と連携・協働しながら、市民のつながりの場を構築します。これにより、「つながりでだれもが健康になるまちづくり」を進めてまいります。
地方自治体を取り巻く環境は依然として厳しい状況ではありますが、留寿都村と養父市が長きにわたり結んできた絆をさらに深め、ともに希望に満ちあふれた明るいまち、住み良いまちとなりますよう切に願っております。
終わりになりましたが、新しい年が村民の皆様にとりまして幸多い年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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