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けんこうだより

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北海道留寿都村

【今月のテーマ…西岡第一病院からのお知らせ】
筆者…社会医療法人仁陽会 西岡第一病院院長 井上篤志

留寿都診療所での診療も9年目を迎えました。これまで多くの患者さんを診察させていただきました。手術が必要な方や、専門医による診察が必要な方には、普段私が勤務する西岡第一病院を受診していただくこともありました。整形外科疾患の治療も日々進歩しておりますので、今回は西岡第一病院の最近のトピックスをご紹介させて頂きます。

◇病院が新しくなりました。
令和3年2月に現在の建物に新築移転しました。入院病棟は個室を含め60床あり、廊下は術後の患者さんが歩行訓練できるように広いスペースを確保しています。駐車場は約50台がゆったりと停められます。

◇脊椎専門医である吉本三徳先生が赴任しました。
吉本先生は、札幌医大整形外科で准教授として勤務されておりましたが、昨年4月から西岡第一病院の常勤医となりました。内視鏡を用いた腰や首の手術を得意としており、非常に小さな創で行うのが特徴です。金属を用いた固定術を行わず、最大限自分の骨を残したまま神経の障害を取り除くことで多くの患者さんに喜ばれています。

◇膝関節のインプラント手術が増えました。
これまでも変形性膝関節症には人工関節手術が行われてきましたが、最近は膝関節の傷んだ部分のみ金属に置き換えるインプラント手術を行うことが多くなりました。
この手術は、傷が小さく、筋肉や靭帯を温存できるため、手術前の膝の動きが復元された中で、歩行時の痛みが取れるのが特徴です。術後の出血が少ないため輸血の必要はなく、2~3週間で退院が可能になります。

◇膝関節の再生医療もはじめました。
最近では再生医療という言葉を多く耳にするようになりました。患者さんの要望があることから、2年程前から変形性膝関節症に対しての自己血液成分注入療法をはじめました。これまでの臨床成績の報告では、1年程度の痛みの軽減はあるようですが、軟骨の再生は起きないようです。
保険適用にはなっておらず非常に高額な治療ですので、十分な説明を受けてからの検討をお勧めいたします。

※留寿都診療所では、毎月第2、第4水曜日(受付時間:午前10時~午前11時15分、午後1時30分~午後2時15分:要予約)に整形外科診療を行っています。

【健康カレンダー11月】

※乳幼児予防接種につきましては予約が必要となりますので、実施を希望される日の1週間前までに診療所へご予約ください。(診療所【電話】46-3774)

問合せ:
(1)健診・保健事業等…保健医療課【電話】0136-46-3131
(2)いきいき体力アップ教室…地域包括支援センター【電話】0136-47-2277
(3)予防接種…診療所【電話】0136-46-3774

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