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自治体の皆さまへ

けんこうだより

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北海道留寿都村

【今月のテーマ…自分のことになると…。~僕の狭心症体験記~】
筆者…留寿都診療所医師 大泉 樹

留寿都村でお世話になって22年、糸矢先生とのワークシェアになって16年、今まで1日たりとも休診しなかった診療所が、僕がインフルエンザにかかったため、2月7日午前は休診になってしまいました(午後からは糸矢先生が駆けつけてくれました。)。住民の皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

▽僕が狭心症なんてありえない!
激しい運動をすると胸が苦しくなるのは、もう随分前から続いていました。でも、タバコは吸わず糖尿病もなく家族に心臓病もなく、人一倍食事や運動に気を使っていたので、逆流性食道炎に違いないと思い込んでいました。けれども、食道炎の薬を飲んでも、お酒を止めても、一向に症状が良くならないので、診療所で24時間心電図をつけて寒い夜にクロスカントリースキーをしてみたら、ビックリ仰天!狭心症と判明しました。この結果に大きなショックを受けて落ち込みました。今、僕は58歳ですが、正直40代くらいのつもりでいましたから、何かの間違いだろうという感じでした。そしたら、なぜか熱がでて、生まれて初めてインフルエンザにもかかってしまいました。病気になった不安や落ち込み、ストレスがかかって、免疫力が低下したのだと思います。
インフルエンザが治ってから、循環器科で心臓CTを受け、直ぐにカテーテル治療が必要と言われ、いつもお手伝いに行っている倶知安厚生病院や積丹診療所の仕事をキャンセルして、入院してステント治療を受けました。おかげ様で直ぐに仕事にも復帰することができ、今は胸痛もなくなり軽い運動もしています。

▽反省、そして皆様へのお願い
診療で患者さんに指導などしていますが、自分は大丈夫だからと思い、血圧やコレステロールの値が少し高くても放置していました。自分には甘かったと反省しています。難しいですが自分のことを客観的にみることって大切ですね。皆様は「自分は大丈夫だから」と思い込んでしまうことはありませんか?誰だって病気になる可能性はあります。体に異変があったら受診すること、健診等の定期的なチェックを受け、異常があればきちんと診てもらうことを心がけていただきたいです。
僕は、時間が経つと、少しずつ、病気を受け入れ、自分は年齢より老化が進んでいることを自覚できるようになってきました。そして、もう一度人生に向き合い、残された健康寿命を有意義に使うことを考えています。自分の場合は「人様のお役に立てること」が幸せなので、多少ポンコツにはなりましたが、これからもみなさまの健康のために精進していきます。どうぞよろしくお願いします。

【るすつ歩こう会】
今年もゴールデンウィーク明けより開始します。
毎週火曜日、金曜日の朝6時30分に子どもセンターぽっけ前集合で、7時まで各自のペースで歩きます。雨天時は中止です。
どうぞお気軽にご参加ください。
(大泉樹)

【健康カレンダー5月】

※乳幼児予防接種につきましては予約が必要となりますので、実施を希望される日の1週間前までに診療所へご予約ください。(診療所【電話】46-3774)

問合せ:
(1)健診・保健事業等…保健医療課【電話】0136-46-3131
(2)いきいき体力アップ教室…地域包括支援センター【電話】0136-47-2277
(3)予防接種…診療所【電話】0136-46-3774

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