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自治体の皆さまへ

「君の椅子」2024をご紹介します

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北海道留寿都村

デザイン/高橋三太郎さん
材質/北海道産ミズナラ

◆「君の椅子」プロジェクト代表 磯田憲一さんからのメッセージ
「君の椅子」プロジェクトは、多くの皆さんのお力をいただき、19年目を迎えました。これまでの19脚に加え、東日本大震災の日に、被災3県で生まれた「新しい生命」に贈られた「希望の君の椅子」を合わせると、20脚の椅子が誕生したことになります。
毎年デザインの変わる「君の椅子」は、椅子職人とデザイナー、そして私たちプロジェクトスタッフの三者による協働作業で制作に当たります。
それぞれの役割を踏まえて、意見交換を重ね、最終の仕様が出来上がるまでには、7~8ヶ月を要します。何しろ「新しい生命」の生涯に寄り添う役割を担う“一生もの”を作り上げる作業なのですから、時に意見を戦わせ、時に思い悩む場面も少なくないのですが、「生まれてくれてありがとう」の思いを込めた「椅子」づくりに関われる喜びは、比類のないものです。
「君の椅子」づくりに初参加の遠藤覚さん・高橋三太郎さん、そして匠工芸の皆さんのお力をいただいて、2024年版も無事完成しました。今年も、健やかな成長を願いながら、2024年生まれの「新しい生命」の元へお届けすることにします。

◆デザインを手がけた高橋三太郎さんからのメッセージ
「今ここにある自分を生きる」
はじまりの椅子として

椅子のデザインには2つの作業があります。
「カタチを考えること」と「構造を考えること」。
「カタチを構造へ」「構造をカタチへ」の繰り返しの中から椅子は生まれます。同時に重要なことはその「カタチの意味」です。
この「君の椅子」は「生まれてくれてありがとう」「君の居場所はここにあるよ」という、新しい命を受け止める地域、世界の思いがカタチになった椅子です。
アメリカ1950年代を中心にビードジェネレションといわれる人々がいました。
彼ら詩人達の言葉の一つが「be-here-now」。
様々な解釈があるようですが、「今ここにある自分を生きる」と今の私は受け止めています。
新しい命が幸せな人生の「始めの一歩」を踏み出す出発点となる事を願って「君の椅子」は「ここに」あります。

お問合せ先:住民福祉課
【電話】0136-46-3131

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