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自治体の皆さまへ

新年のご挨拶(1)

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北海道留寿都村

留寿都村長 佐藤 ひさ子

新年明けましておめでとうございます。村民の皆さまには、輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、平素より村政の推進に対しまして格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
また、能登半島大地震の発生により甚大な被害を受けられた方々や関係する皆さまにはご苦難の幕開けとなりましたこと、さらに秋には集中豪雨に見舞われるなど度重なる自然災害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げます。
昨年の国内は、先の能登半島大地震や日航機の海上保安機との衝突事故から始まり、政治家の裏金事件等の暗いニュースが多かったのですが、スポーツではパリオリンピック、パラリンピックで日本選手が大活躍されたことや、北海道に本拠地を置く日本ハムファイターズは北海道民が期待を寄せた結果を出してくれたこと、さらに大リーグでの日本人選手の活躍にも誇りを感じました。
国政においては、10月の首相交代に加えて短期間内での衆議院議員選挙の執行があり、また米国では大統領選挙と続き、今後の暮らしと経済、国益、外交等、様々な期待と不安がある中、国外の戦闘についても多くの一般市民が犠牲になっていることは憂慮に耐えがたく、平和的手法での早期解決を切望するものであります。
本村を振り返りますと、1月にまとまった雪が数日降ったほかは比較的降雪量が少なく、また夏の猛暑や日照り、少雨を心配しましたが7月の大雨のほかは平年並みの気候で推移したと感じております。馬鈴薯や大根に代表される主要農作物の状況は、消費地の残暑が長引いたために需要の伸びが少なく、また本州産の出荷量もあって本村の農作物の価格が伸びない状況もあったようです。作柄として、馬鈴薯は大玉比率が高く、大根も肥大化傾向となりましたが、価格の変動を受けながら徐々に安定してきたようです。
依然と続く燃油価格等の高騰や人件費、生産資材等の高騰が農作物価格に転嫁できない状況も生産性として厳しく、さらに、消費者の立場からも生活全般にわたる物価高騰が消費を鈍らせるものとなっています。
村民の皆さまにも、物価高騰が生活を直撃していることに対し、日々の暮らしをしっかりと守らなければならない責務を痛感しており、平常年の予算の範囲内ではありますが農業者の方々には生産性向上のための各種補助金交付事業を、住民の方々には物価高騰対策と商業者の方々には村内消費喚起対策のプレミアム付き商品券を継続実施したことは、村の経済対策の一環でありました。しかし、暮らしの中の不安や行き届いていないサービス等にさらなる研究や改善を要することも認識しておりますので、ご意見等をお寄せいただきたいと思います。
また、昨年は5年ぶりに実施されました「花いっぱい運動」には、多くの住民の皆様のご参加をいただき、加えて各種イベントや教育、福祉等の現場で多様なご支援をいただきましたことにあらためて感謝を申し上げます。
さらに、民間企業等の方々のご支援により、子どもたちの安全安心と教育資材のご寄附や「ふるさと給食」への農作物のご提供、高齢者の交流機会の継続等、地域住民同士の繋がりがより強くなってきていることは誇りでありますし、留寿都村は、「仲良く助け合える村」であり続けたいと思います。村の財政規模等から行き届かないところも多々ありますが、子育てや教育や高齢者等を支援してくださる方々あっての留寿都村であることに誇りを感じ、多くの方々に支えていただいた1年でありましたことに感謝を申し上げます。
どうか、新しい年が住民の皆さまが健康で活力に溢れ、笑顔が輝く素晴らしい年になりますよう心からご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

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