■留寿都村議会議長 長尾 道則
留寿都村の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
留寿都村議会を代表し、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
村民の皆さまには、希望を胸に新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、旧年中は留寿都村議会に対しまして、深いご理解と温かいご支援を賜り、心より厚くお礼申し上げます。
さて、令和6年を振り返りますと、元日に発生した能登半島地震から復興の途上にあった石川県能登地方が、9月の記録的な大雨でまたも甚大な被害に見舞われました。このことは、日本が「地震大国」であり、同時に「自然災害大国」でもある現実を示すもので、被災された方々が一刻も早く日常の生活を取り戻せるよう心から願うものです。
また、国際情勢に目を向けると、ロシア・ウクライナ戦争に北朝鮮軍の派兵が伝えられるなど戦火が拡大する中で、イスラエル・パレスチナ戦争も周辺諸国を巻き込みながら、一段と混迷を極めています。世界情勢の緊迫化は、我が国の平和や安全にも深刻な影響をもたらすものであり、国際的な協調に基づく秩序の再構築を切望するところです。
昨年7月、姉妹提携を結んでいる兵庫県養父市の市制20周年記念式典が挙行され、村長と共に出席させていただきました。さらに11月には、本村議会議員の行政視察で、本村の子どもたちによる「親善使節団」の養父市での交流内容や、国家戦略特区として全国の先駆けとなった農業施策をはじめとした様々な取組について、学ぶ機会を与えていただいたところです。
本村と旧養父町は、昭和56年に和牛が取り持つ縁で結ばれてから四十余年、この間の市制移行後も多くの子供たちや住民が交流を続けており、これからも人と人との交流を核に相互の信頼関係が深まっていくことを大いに期待しています。
令和7年に向けた村政の課題として、人口減少社会を見据えた村づくりを進めていかなければなりません。このため、「第6次留寿都村総合計画」で掲げた基本計画の取り組みをしっかり検証することが重要です。これを基礎として、本村の基幹産業である農業や観光の振興、子育てや教育などを含む生活環境の整備、移住・定住の促進と支え合う活動拠点の整備など、講ずべき施策の優先度や緊急度を勘案しつつ、計画的に取り組んでまいりたいと考えております。
議会は、その役割と責任の重さを自覚し、村民の皆さまからの負託に応えられるよう、身近で関心を持っていただける議会を目指し、全力を尽くす覚悟です。そのために、村づくりに対する皆様の声を聴き、執行機関との是々非々の議論を重ねてまいります。
結びに、新しい年が村民の皆様にとって笑顔あふれる、実り多き年となりますことを心よりお祈り申し上げまして、新春のご挨拶とさせていただきます。
■養父市長 大林 賢一
新年あけましておめでとうございます。
留寿都村の皆様におかれましては、健やかに令和7年の新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
はじめに、養父市の新市長として留寿都村の皆様にごあいさつ申し上げます。私、大林賢一は昨年10月20日に執行されました養父市長選挙において、養父市民の皆様からの温かいご支持とご信託のもと、昨年11月1日より新たに養父市長として就任いたしました。「市民第一、養父市民の笑顔が目的地」という精神のもと、「ともに考え、ともに進む市政、笑顔と活力があふれるまちづくり、養父市らしい市政」を実現するため、市民の皆様と対話を重ねながら、地域全体の幸せと発展に向けて全力を尽くしてまいります。今後とも一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
さて、養父市と留寿都村は、旧養父町産の仔牛の導入を始まりとする縁で、昭和56年7月に姉妹提携を結びました。それから今年で44年目を迎えようとしています。これまで長く連携してこれましたのも、両市の深く結びついた友情と協力の証であると感じます。
昨年7月7日に開催いたしました養父市制20周年記念式典では、遠方にもかかわりませず、佐藤ひさ子村長、長尾道則議長にお祝いに駆けつけていただき、改めまして、心よりお礼申し上げます。さらには、昨年7月31日から8月1日にかけて、養父市から9名の「やぶっ子親善使節団」が留寿都村を訪問し、温かな歓迎のもと、留寿都村の自然や歴史を学び、交流を深めました。コロナ禍には一度中断してしまったこの交流ですが、一昨年には無事に再開でき、昨年も引き続いて貴重な交流を深められたことを大変嬉しく思います。このように、お互いに文化を尊重し、理解し合い、共に歩んできた歴史は、養父市にとって大きな財産です。
新たに就任した私としましても、これまでの友情と協力の輪をさらに広げ、次の世代にもつなげていけるよう、今後もお互いの特徴を生かした産業・教育・文化の交流を深めてまいる所存です。さらには、養父市と留寿都村の双方が直面する共通の課題に対して知恵を出し合い、共に解決策を見つけていければと思います。何卒、引き続き皆様のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
終わりになりましたが、新しい年が村民の皆様にとりまして幸多い年となりますよう祈念申し上げるとともに、留寿都村の今後ますますのご発展と村民の皆様のご健康を心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
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