文字サイズ
自治体の皆さまへ

けんこうだより

13/22

北海道留寿都村

【今月のテーマ…アクティブガイド~健康づくりのための身体活動・運動ガイド~】
筆者…保健師 松本麻里

健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の取組の推進に資するよう、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」が策定されました。
からだを動かすことを「身体活動」と言い、身体活動には、「運動」と「生活活動」があります。
アクティブガイドでは、高齢者、成人、こどもに分けられ、毎日をアクティブに暮らすための身体活動が示されています。全体の方向性は【個人差を踏まえ、強度や量を調整し、可能なものから取組む】、【今より少しでも多く身体を動かす】ことです。+10(プラス・テン)で今より10分多くからだを動かすことが推奨されており、以下に推奨事項を示しますので、ぜひ簡単なことからでも地道に取り組んでみましょう。

○成人
身体活動を1日60分以上、1日約8,000歩以上
・座る時間が長い場合は、30分ごとに動きましょう。
・通勤、買い物、送迎は自転車や徒歩にしましょう。
・自宅の中でもこまめに動きましょう。
・積極的に家事を行い動きましょう。
・テレビのCMタイムに立ち上がってストレッチをしましょう。
○高齢者
身体活動を1日40分以上、1日約6,000歩以上
・毎日の買い物や友人に会いに、お出かけしませんか?
・町内会や地域での活動に積極的に参加しましょう。
・1日の始まりに散歩やラジオ体操はいかがですか?
・趣味やサークル活動に参加しましょう。
・テレビやスマホなどで座りっぱなしの時間を、家事や軽い体操に変えてみませんか?
○こども
身体活動(主に有酸素身体活動)を1日60分以上。余暇のスクリーンタイムを減らす。
・休み時間は教室で座っているよりも、校庭や体育館ですごしましょう。
・帰宅後、外でからだを動かす遊びを取り入れましょう。
・余暇の時間にテレビやゲーム、スマートフォン利用などで座りっぱなしにならないようにしましょう。

身体活動と生活習慣病や死亡リスクの間には、身体活動量が多いほど、疾患発症や死亡リスクが低いという関係が見られ、1日あたり10分の身体活動を増やすことで、生活習慣病発症や死亡リスクが約3%低下すると推測されています。また、長時間の座位行動をできる限り頻繁に中断することが、食後血糖値や中性脂肪、インスリン抵抗性等の心血管代謝疾患のリスク低下に重要であることも報告されています。
運動はできなくても、ふだんの生活で意識してからだを動かすことは、立派な健康づくりになります。
参考:【HP】https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/
(厚生労働省HP)

【健康カレンダー3月】

※乳幼児予防接種につきましては予約が必要となりますので、実施を希望される日の1週間前までに診療所へご予約ください。(診療所【電話】46-3774)

問合せ:
(1)健診・保健事業等…保健医療課【電話】0136-46-3131
(2)いきいき体力アップ教室…地域包括支援センター【電話】0136-47-2277
(3)予防接種…診療所【電話】0136-46-3774

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU