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救急

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北海道白老町

◆消防署普通救命講習会 大切な人の命を守るため正しい知識と技術を身につけませんか

白老消防署が毎月定期的に開催している「普通救命講習会」。受講者数はここ10年を見ると、開催日数に違いはありますが、平成25年から令和元年までは最多で年間50人を数え、年平均42人ほどの町民が体験、習得に励んできました。しかし令和2年からはコロナ禍で年平均11人、令和3年は年7人(3回の開催)にとどまりました。コロナ禍にようやく終わりが見えてきた今、同署は「一人でも多くの町民に受講してもらいたい」と同講習会をPRしています。
講習会は月1回、消防庁舎を会場に、平日開催は18時から、日曜は9時からの約3時間。内容は心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)による心肺蘇生法と布を使った止血法の実技、応急手当や病態などを学ぶ座学の2本立てです。ここ数年はこれに新型コロナ対応も加わっています。
受講者の年齢、職種はさまざまですが、年齢は50、60代、職種は仕事での必要性を感じた介護系の方が多いそうです。
指導するのは主に救急隊員の救急救命士です。同署には現在17人の救急救命士がおり、その一人、宮川元希さんは講習で「救急蘇生法は人が突然倒れたり、倒れている人を発見した時にその命を救うために必要なものです。手技や手順の正確さより、命を救うために覚えていることをわずかでも実施することが大切と考えてください」といつも話しています。

◆2021年の救急出動中、救急蘇生が必要な心肺停止症例は33件。このうち関係者が心肺蘇生を実施したのはわずか9件(27%)です。(白老消防まとめから)

◆受講者の声(アンケートから抜粋)
・職場での研修から間が空いていたので、振り返りができて良かった。定期的に参加して忘れないようにしたい。
・中身が有意義でした。講師の教え方が例え話を交えたりと一般の方にもしっかりと理解しやすいように工夫しており、とても好感を持てた。
・高齢者施設の仕事なので、身近に起こりえることもあり、今日の講習をしっかり覚えて緊急時に落ち着いてできればよいと思う。
・講習を受けて、誰かが倒れていたりしたら積極的に助けに行こうと思いました。
・一人での対処はやはり難しいと再認識した。人とのコミュニケーションの上で、救命ができると強く感じた。救急隊が到着するまでの知識が少しついた。
・今まで疑問に思っていたことがたくさん聞けてためになりました。詳しく教えていただきありがとうございます。定期的に講習を受けていきたいと思いました。
・講習ではうまくできたけど、いざとなると焦って混乱してしまいそうになるので、その時には落ち着いて役に立てたらいいなと思いました。AEDの使い方は忘れてしまいそうだけど、機械が指示してくれるので忘れてしまったり、分からない人がいても安心だと思いました。
・実際に声を出し、体を動かしての実技があり、大変さも、大切さも分かったので、参加して良かった。2分の長さの重みがあったので、協力して助ける、助けられることを忘れず伝えていきたいと思う。
・私はグループホームで働いているので、周りの人が心停止や異物がつまった時でも、今よりはできるようになりたいと思って参加させていただきました。とてもためになる講習でした。

◆5月の普通救命講習会
日時:5月28日(日)9時~12時
会場:消防庁舎 2階大会議室
内容:普通救命講習(AEDを用いた心肺蘇生法、止血法など)
定員:10人
※事前申し込みが必要です。
※eラーニングの受講希望者は連絡してください。

問合せ:消防署
【電話】83-1119

◆住宅用火災警報器の維持管理を
・春・秋の点検をお勧めします!
(1)本体のボタンを押すか、付属のひもを引きます。
(2)正常な場合、音声や警報音がなります
・反応しない場合や、設置から10年以上経過する場合は交換しましょう!
※設置されている場合は、設置なしに比べ、死者数と焼損床面積が約半減しています。機器の設置場所などについての相談は消防本部予防課まで

問合せ:消防本部 予防課
【電話】83-1119

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