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令和5年度教育行政執行方針

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北海道白老町

ともに学びあい こころひびかせ 笑顔かがやく 教育のまち しらおい

■教育行政執行方針
人口減少や少子高齢化の進行、グローバル化、超スマート社会の実現に向けた技術の革新、誰一人取り残さない社会の実現を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」の推進等、社会は変化し続けており、未来はこれまで以上に予測困難なものになってきました。
そのため学校教育においては、一人一人の可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びを一体として取り組み、「令和の日本型学校教育の構築」を具現化することが、重要な課題となっております。
また、生涯学習においては、「いつでも・どこでも・誰でも」生涯にわたって学び続ける環境の整備が課題となっております。
これらの課題を解決するために、「地域とともにある学校づくり」と「学校を核とした地域づくり」を一体的に推進し、地域学校協働活動の充実を通して子供たちの学びや成長を支えるとともに、地域住民のつながりを深め、自立した地域社会の基盤の構築に取り組んでまいります。

◆学校教育の充実
▽新しい時代に生きる子供たちの豊かな成長を支え育む
・確かな学力の育成
「第4期白老町スタンダード(白老の底力)」の3つの重点により、児童生徒が主体的にかかわる学習活動の定着を推進します。さらに、標準学力調査、漢字検定・英語検定の対象学年や受検項目を見直し、子供たちの学習機会を拡充します。
また、情報活用能力の育成については、ICT機器の効果的な活用や、家庭における望ましい電子メディアの利活用の取組みと関連させながら連携強化を図ります。

・豊かな心の育成
いじめについては、あらゆる教育活動を通して「いじめはどんな理由があってもいけない」ことへの理解を深めます。
不登校については、学校の組織的対応を推進するため、将来の社会的自立に向けて、子供を取り巻く環境の改善を図ります。

・健やかな体の育成
各学校の体力向上プランに基づき、一校一実践の取組みや体育の授業の充実を図ります。
食育の推進については、地場産物を活用し、ふるさとへの愛着を育み、食への興味・関心を高めます。また、保護者へ負担軽減などの状況を踏まえながら、給食費の単価改定検討や無償化の充実に取り組みます。

・特別支援教育の充実
北海道教育委員会の「特別支援教育に関する基本方針」に基づき、多様な学びの場の充実や切れ目のない一貫した指導と支援、教員の専門性の向上を図ります。

▽地域に信頼され、地域とともにある学校づくり
・ふるさと教育の充実
白老未来学に基づき、地域の自然や文化・歴史を大切にしながら、ふるさとへの愛着をもち続ける子供の育成に向けた教育活動の展開や、ふれあいふるさとDayなどの実施を通して学びに向かう力や郷土を愛する心などを育みます。

・地域とともに育つ学校づくり
各中学校区の学校運営協議会と地域学校協働活動の活性化を目指すとともに、小中一貫教育、小中連携教育については、スタートカリキュラムによる継続的な取組や白老町教育研究会の充実を図ります。

・安全・安心の保障
白老寺子屋やデジタルサマーキャンプの開催など、児童生徒の様々な学習機会を保障し、学習意欲の向上を図ります。
また、安全確保については、通学路の安全点検や危機管理マニュアル等の見直し、教職員研修を充実し、事故の未然防止や防災・減災に努めます。

▽多様化するニーズに対応した教育環境の整備
・学校の組織運営体制の充実
校務支援システムや家庭連絡ツールの効果的な活用、既存業務の効率化など、教職員の働き方改革を推進します。
また、中学校の部活動の在り方については、部活動指導員の配置や、関係者と現状・課題を共有、協議の場を設け、地域移行の実現へ向けた取組みを進めます。

・教育環境の充実
社会状況の変化を踏まえ、地域の実情や保護者のニーズを把握し、適正規模を含めた望ましい教育環境の在り方について調査や議論を深めます。

◆生涯学習の推進
▽主体的な学びへのきっかけづくり
・成人教育の推進
多様な学習ニーズへの対応や地域の課題解決へ向けた取組みを促進するため、引き続き、様々な地域人材を活用した公民館講座事業を実施します。

・芸術文化活動の推進
関係団体と連携しながら、文化や芸術に触れる機会を創出します。また、関係団体の有益性のある組織連携のあり方の協議を深め、文化や芸術の振興に努めます。

・読書活動の推進
家庭や地域、学校等との連携や相互協力による読書普及活動の推進のため、第五次計画の策定や、親しみやすく利用しやすい図書館づくりを目指し、サービスの向上に努めます。

▽学びや活動を通したつながりづくり
・地域連携による教育活動の推進
「地域学校協働活動」の充実を図る本部体制の確立と地域住民の参画を目指します。さらに子供たちも地域づくりに参画できる仕組みを構築し、しらおい子ども憲章の具現化を図ります。

・社会教育活動の推進
町民の主体的なまちづくり活動への参画促進のため、みんなの基金事業を活用した社会教育活動の充実や社会教育関係団体活動に関する課題を捉えながら、コーディネート機能の充実に努めます。

・スポーツ・健康活動の推進
スポーツの普及促進やスポーツ施設の有効活用をはじめ、幅広い世代がスポーツに親しめる軽スポーツ事業等を実施し、町民の生きがいづくりや健康増進に繋げる取組みを進めます。

▽郷土を愛し、次代を担う人材の養成
・青少年教育の推進
子供たちが白老の歴史や文化、自然、産業など地域資源やまちの魅力を知り、地域への愛着を育みます。また、白老東高等学校の「北海道CLASSプロジェクト」への支援などまちづくりを担う人材を養成します。

・文化財の保存・活用
有識者による協議や発掘調査を継続し、「史跡白老仙台藩陣屋跡整備基本計画」の策定や、ガイド人材の育成を進め、北海道遺産「仙台藩元陣屋」の魅力向上に努めます。

・青少年の健全育成
青少年センターを中心に、学校・家庭・地域が連携した取り組みの継続と情報化社会におけるメディアとの関わり方について理解促進を図ります。

▽学びや繋がりづくりの拠点となる環境の整備
・高齢者教育の推進
高齢者大学の創立50周年を迎える令和6年度を目途に、望ましい学習環境への機能移転の方向性の整理や、周年行事等の開催の諸準備を進めます。また、地域の高齢者と子供たちとの世代間交流を通して生きがいづくりに繋げ、まちづくりの担い手として活躍できる人材を育成します。

・社会教育施設・スポーツ施設の整備・活用
町が策定する公共施設適正配置計画に定める方向性を念頭に、社会教育施設・スポーツ施設の具体的な改修や利用実態を踏まえた統廃合等の方針を定めます。

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