元気のつぶやき

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■高齢化率
▽本号表紙の町高齢者大学有志10人と白老東高校生の世代間交流。70代、80代のお年寄りらが裁縫実習の助っ人に入りました。「ちゃんと高校生の役に立ちたい」というお年寄りらは、「自分の使っているミシンと違ったら?時代も違うし」という不安解消のため、学校から事前にミシンを1台借りて実際に動かす〝予習〞もして臨みました。授業の出番を待つ間も、担当教諭との打合わせは入念。「どこまで教えればいいんですか。やっぱりあまり手を貸しちゃだめよねぇ」「早い子は次に進んでも?」と戸惑いながらも、「孫みたいな年の子たちだからね」「何言ってんの、ひ孫でしょう」と和やかに授業補助を努めていました。お年寄りの活躍は資料館友の会の記事もしかりです
▽65歳以上が人口に占める割合、いわゆる高齢化率。白老は4割を超える約46%。全国の市町村約1,700の中で140番前後と高い比率です。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では2045年までには59・4%、おおよそ10人に6人が高齢者になると推計しています。この数字は普段、マイナス要因に使われることが多いですが、そうでしょうか
▽白老町広報「げんき」7月号の記事でもあふれているように、趣味、まちづくりにとこちらが恐縮してしまうぐらい元気なお年寄りがなんて多いこと!大病を患って無理ができない、持病を抱えている、加齢に伴い身体のあっちこっちに変調が…とは言いますが、気持ちが若いのか、何にでも好奇心が湧くのか、行動力があるのか、とにかく「げんき」です。そしてたくさんの経験値を蓄えています。そんなお年寄りが「人」づくりに力を貸すと…。高齢化率のアップはまちの財産が増えていくこと。(竹)