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アイヌ文化の復興と発展の拠点 ウポポイ 開業3周年

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北海道白老町

累計87万人がアイヌ文化に触れる

◆7月8日記念式典
コロナ禍後の新たなスタートに、一層の連携と取り組み強化誓う
岡田内閣府特命担当大臣訪れ祝辞 約120人が節目を祝う
常本照樹アイヌ民族文化財団理事長のあいさつをはじめ、岡田直樹内閣府特命担当大臣、鈴木直道知事、大川勝北海道アイヌ協会理事長、大塩英男白老町長らが祝辞を述べました。2020年7月の開業以降、コロナ禍による影響で当初目標の来場者数年間100万人に及ばないながらも、これまでの関係者の努力を評価。来場者増や文化伝承の一層の振興・発信、アイヌ民族の心の拠り所となる施設に-と、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴う新たなスタートへの期待感が流れていました。

岡田大臣:このウポポイは政府のアイヌ施策の扇の要であり、アイヌ文化の復興発展の拠点。スタート以来、コロナ禍による入場制限や一時休業などがあり、来場者数は頭打ちの厳しい状況ですが、国内外から一人でも多くの人たちに訪れてもらい、民族共生の理念に共感してもらえるよう、関係機関が一丸となり、政府としても全力で取り組んでいきたい。

大塩町長:観光が一気に活発化していることを実感しています。これまで以上に行政や関係機関などが連携し、目標達成を目指したい。地元白老町としても、役場・ウポポイ・観光協会の3者による定期的な情報交換会の開催や本州でのウポポイとの合同PR事業、近隣・道内自治体との広域的連携など、強化を図っているところです。ウポポイがさらに多くの方々に愛され、親しまれる施設になりますよう願っています。

▽アイヌ民族文化財団
民族共生象徴空間運営本部 村木美幸新本部長~旧民博出身で初~
白老町出身。1985年(財)アイヌ民族博物館(旧民博)に入館。学芸課長、館長、専務理事などを経て、2018年現アイヌ民族文化財団への改組後は常務理事、副本部長。今年6月から現職。
村木新本部長の話:開業以来のコロナ禍の間は、入場やプログラムなどさまざまな制限で、望んでいたことが十分にできませんでした。だから今を新たなスタートにしたい。関係者みんな同じ気持ちです。これを皆さんにしっかり届けたい。そのためいろいろ楽しんで触れてもらう機会、体験を増やしたい。例えば古式舞踊も一緒に輪になって踊れるように。一方向の発信から双方向への転換が、ウポポイの違う魅力を発信できるのでないでしょうか。

◆斉藤国土交通大臣がウポポイ視察「全力で支援を」
斉藤鉄夫国土交通大臣が、開業日の7月12日、ウポポイを訪れ、中核施設の国立アイヌ民族博物館や慰霊施設を視察し、若手職員と交流しました。「(ウポポイは)アイヌ文化とともに生きていくことを国民全体で決意する象徴の空間。日本中の人に来てもらいたい。国交省としても全力で支援したい」と述べました。

◆ポロトミンタラフェスティバル~ウポポイ開業3周年and音楽フェス
アイヌ文化体験やさまざまなジャンルのステージに多くの人出
当初予定の15日は悪天候で中止になりましたが、翌16日はうって変わり好天に。文化体験ではアイヌ文様の切り絵、ストラップ、ムックリなどの制作に親子が挑戦していました。会場には新鮮野菜や丼もの、かき氷、コーヒー、白老バーガーのキッチンカーが出店するなど、イベントを楽しむ人出でにぎわいました。

▽8月10,11,12日は「ポロトミンタラこども祭り×ビアガーデン」
11時~17時、最終日は11時~16時
ショーや縁日など夏休みの子ども向けイベントとビアガーデンを実施します。

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