4月に地域活性化起業人として、真狩村役場に着任し活動されているDMM.COMの橋本友孝さん。着任から半年が経ち、いま取り組んでいること、真狩村の可能性などについてお話を伺いました。
※地域活性化起業人…三大都市圏に所在する民間企業等の社員を受け入れ、その知見やノウハウを生かし、地域独自の魅力や価値の向上などにつながる業務に従事し、地方自治体と企業が協力して地方圏へのひとの流れを創り出すことを目指す総務省の制度
Q:着任から半年、勤務形態と真狩村の印象を教えてください。
橋:毎月2週間ずつ真狩村役場で勤務しています。分厚いダウンジャケットを着て通勤したのも、夏は室内の温度が33℃に達し、暑さのあまり午前中に500mlのペットボトルを4本飲んだのも初めての経験でした。過去に1度、真狩村を訪れていて、メイン通りがまっすぐ羊蹄山に伸びる風景に、目には見えない「パワー」を感じたのを覚えており、土地本来の魅力がしっかり残っている印象があります。
Q:なぜ地域活性化起業人になろうと思ったのですか。
橋:DMMに入社する前、5年間ほど道東の中標津町に移住していました。それまで夫婦ともに都心の真ん中の大企業で深夜までバリバリ働く生活をしていましたが、第一子が生まれたタイミングで、しっかりと子育てに向き合う生活を送りたいと大自然が広がる町で、最高に豊かな時間を過ごすことができました。娘の教育の事情等で東京に戻りましたが、素晴らしい時間を過ごさせてもらった北海道に何か貢献できることは無いかと思っている中でこの制度を知り、迷いなく手を挙げました。
Q:役場内の印象はどうですか。
橋:公的な機関で仕事をするのは初めてですが、日々地域の方の「住みやすさ」のために仕事をされているからか、いつもにこやかで優しい方が多い印象で居心地よく過ごしています。派遣されている「企画情報課」内での仕事が多く、ほかの課の方々とまだきちんと関われていないのですが、現在取り組んでいることが順調に進めば幅広い課の方とご一緒できると思いますので、しっかりと今の仕事を進めていきます。
Q:いま取り組まれていることを教えてください。
橋:
(1)役場内の業務効率化→役場内業務フローの見える化、課題抽出と改善提案(DX化の提案)、DX施策推進
(2)村の魅力化→プロモーション施策の検討・提案、上記施策の推進
Q:今後の抱負や真狩村の可能性について想いを聞かせてください。
橋:「真狩に住みたい」人を増やすには「新しいことに取り組む魅力的な村」と思ってもらえることが重要で、そんな村に近づくことができるよう、微力ながら全力で取り組んでいきたいと思います。
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