■おすすめの本「本売る日々」青山文平
江戸時代、城下の店から村々を回って名主などに行商をしている本屋が出会った本に関わる三つのお話。
三話はそれぞれ人情話や怪異的な話などジャンルが異なっていたのと謎解きの要素もあり、飽きずにあっという間に読み終えることができました。
現代のように得たい情報や欲しい本が簡単に手に入らなかった時代に主人公である本屋と本を求める人々の本を愛する気持ちや本への向き合い方が丁寧に描かれていました。
気分転換にちょっと本を読もうかなと思った時に、是非手に取ってほしい一冊です。
■図書室の新しい本
▽文芸
「レーエンデ国物語喝采か沈黙か」多崎礼
「君が手にするはずだった黄金について」小川哲
「歌われなかった海賊へ」逢坂冬馬
「列」中村文則
「なれのはて」加藤シゲアキ
「わたしに会いたい」西加奈子
▽絵本・児童書
「まつうらさんとたびするほん」タケシロードツアーG
「ほら、ここにいるよ」ジェファーズ・オリヴァー
「ひをふくやまマグマのばくはつ-火山のはなし-」かこさとし
「なんとかなる木」令丈ヒロ子(著)/浮雲宇一(絵)
「こいぬのともだち」堀直子/いちかわなつこ
▽その他
「リーダーは話し方が9割」永松茂久
「これからの親の教科書-子どもも自分も一緒に成長できる」廣津留真理
「子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本」フィリッパ・ペリー/高山真由美
「もっと!とんでもないお菓子作り」江口和明
問合せ:公民館図書室
開館:
・火~金曜日午前9時~午後9時
・土・日・祝日午前9時30分~午後6時
貸出:1人10冊、14日間
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