定期監査報告

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代表監査委員　西内貞治
議選監査委員　松井盛泰

■監査の対象
令和4年度に執行された次の工事等に係る事務手続及び財務に関する事務の執行について監査を行った。
(1)建設水道課所管補助事業事務の執行状況について
1)しりうち認定こども園園庭造成工事
2)向上雷橋補修工事

■監査の実施日
令和5年7月20日(木)

■実施した監査手続
監査の対象となった財務に関する事務の執行について、提出された資料及び提示のあった関係諸帳簿等に基づいて、証憑突合その他通常実施すべき財務事務の監査を実施した。
また、監査対象事業の事務及び管理運営状況等についても、提出された資料に基づいて、質問を行うとともに、必要と認めたその他の監査手続きを実施した。

■監査の結果
上記の工事に係る事務手続及び財務に関する事務は、関係法令、関係規程等に準拠し適正に執行されているものと認められた。なお、所見については下記のとおりである。

(1)しりうち認定こども園園庭造成工事
しりうち認定こども園は、私立知内保育園と町立知内幼稚園が統合した知内町唯一の幼児教育施設で、運営法人と自治体が協定を締結し、「公私連携幼保連携型」として令和4年4月に開園した。
当該園庭は町民グラウンドとして15年間使用され、この度、排水処理やフェンス設置等を含めた工事を行った。
当該工事における契約事務、計画、設計、施工等については概ね適正に執行されていると認められた。
園庭については、運動会等に対応できる大きさとなっており、併せて設置した遊具についても低年齢でも安全に遊べるような遊具となっていることが確認できた。
当該施設は社会福祉法人「しあわせの家」により管理されていることから、今後も引き続き双方で協議し、子どもたちが安全に遊べる施設管理、園庭の維持管理を望むものである。

(2)向上雷橋補修工事
当該施設である2級河川知内川に架かる向上雷橋は、1978年に架設され、町道重内上雷線と上雷中央線を結ぶ道路として利用されている。
平成26年に道路法施行規則が改正されたことに伴い5年に1度の橋梁点検を実施し維持管理している。
平成26年の橋梁点検にて補修箇所が見つかり、平成29年に橋梁調査を経て補修工事を行ったものである。
本工事において工事の設計変更が行われていたが、橋の内部にひび割れ等が確認され、補修箇所が増えたことによるものである。
工事関係資料として提出された関係書類を基に、本工事の計画・設計・契約・仕様・検査等の各段階における技術的事項の実態を吟味した。その結果は、総括的には良好であり、評価できるものと判断される。
今後においては、橋梁点検を継続的に実施し、補修箇所の早期発見に努め、利用者が安全に利用できるように維持管理することに期待したい。

問合せ：監査委員事務局
【電話】内線59