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こんにちは保健師です From Health Center

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北海道知内町

■熱中症に気をつけましょう!
熱中症対策が重要な季節となりました。日本気象協会は北海道の今年の気温傾向は平年並みとしていますが、7月から8月にかけては、日本海側と太平洋側で熱中症に注意が必要で、日によっては警戒レベルが高まる可能性があると発表しています。
全国における令和4年度の5月から9月の熱中症による救急搬送は7万1029人となっており、平成20年の調査開始以来3番目に多くなっています。救急搬送された約7割が7月8月に集中しています。搬送された年齢区分別では高齢の方が多く、次いで成人、小児の順で、搬送されて亡くなった方は80名に上っています。

▼意外に多い「おうち熱中症」に注意
熱中症の発生場所別の搬送状況を見てみると、住居(室内)が最も多く約4割を占めており、「おうち熱中症」に注意が必要です。
室内の熱中症は、室内で過ごしているうちに室温や湿度が上昇して起こる場合や屋外での活動後に室内で適切に体を冷やすことができずに起こる場合、夜間に窓を閉め切り、外気温が下がっても室温が上がり、寝ている間に起こる場合等があります。屋外・屋内ともに温度や湿度が高い場合や体調不良、水分不足などの要因で誰でも発症します。重症化すると命を落とす危険性もあるため、個人や家庭、職場でできる対策をしっかりすることが重要です。

▼熱中症予防のポイント
▽予防法ができているかチェック!
□エアコン・扇風機を上手に使用している
□部屋の温度・湿度をはかっている
□部屋の風通しを良くしている
□必要に応じてマスクをはずしている
□こまめに水分補給をしている
□シャワーやタオルで体を冷やす
□熱いときは無理をしない、休憩する
□涼しい服装。日傘や帽子を使用している
□涼しい場所や施設を利用する
□緊急時の連絡先を確認している

水分補給は「こまめに」がポイントです。1日1.2ℓを目安に1時間毎にコップ1杯、大量に汗をかいた場合は塩分も忘れずに補給します。かかりつけ医がいる方は、水分や塩分補給について相談してみるのも良いでしょう。

▼熱中症になってしまったら
熱中症は軽症だと、立ちくらみ、めまい、大量の発汗、筋肉痛、こむら返り等が見られ、症状が進むと頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力や判断力の低下等がみられます。「熱中症かも」と感じたら、速やかに対処しましょう。

(1)涼しい日陰や室内に移動する
(2)衣類をゆるめて休む
(3)身体を冷やす
(4)経口補水液(OS1等)等で水分塩分補給
(5)無理をせず周囲に助けを求める
(6)意識がはっきりしない場合などは迷わず救急車を呼ぶ

熱中症になった場合は回復後も影響が残ることや再発する可能性があるので、受診して、回復後も経過をみていきましょう。
今年も厳しい暑さが予測されます。暑さに負けず、すこやかな夏をお過ごしください。

問合せ:保健センター
【電話】5-3506

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