新年あけましておめでとうございます。町民の皆様方には、輝かしい新春を迎えられたこと、心からお慶び申し上げます。
新年を迎えるにあたり、町議会を代表し、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。また、平素より本町議会に対しまして、温かいご支援とご理解を賜り、議員一同、深く感謝とお礼を申し上げる次第です。
昨年2月12日に第2期西山町政がスタートしました。当町においては人口減少や財政状況の厳しさが増す中、町政運営の重責を担っていただいていることに対し、改めて敬意を表します。
町議会としても、当町の抱える課題等について、町と十分に議論を重ね、町民から理解を得られるようなまちづくりを進めていきたいと考えています。
2019年12月から全世界で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症も、昨年5月に感染症法上の位置づけが第5類へ移行となり、ようやく落ち着いた年末年始であったと思います。
また、ウクライナ情勢に加え、パレスチナ問題の影響により、原油の高騰から電気・ガス等のエネルギーや食料品を中心とした価格の高止まり、また円安による追い打ちが、すべての産業経営・家計等へ大きく伸し掛かり、国内外ともに疲弊続きの1年であったと思います。
当町議会といたしましても、議員一人ひとりが職責を果たし、万全な対策が講じられるよう、また、疲弊する地域経済に対して効果的な支援策が施されるよう町議会で議論を深め、町に対する働きかけをさらに強めていきたいと考えております。
昨年の町議会を振り返ると、「地区別議会報告会」を中ノ川生活改善センター・涌元漁村センター・湯ノ里町内会館・中央公民館の4箇所で開催し、36名の町民の方々にご参加をいただき、議会活動や町政に対するご意見やご要望をいただきました。今年も1月下旬から2月上旬に開催を予定しております。開催の折にはご案内をいたしますので、多くの皆様のご参加をお願いいたします。
また、「おしゃべり議会カフェ」については、これまでに18回の開催をしており、昨年は4回を開催し、沢山の方々にご参加をいただきました。7月は子育て世代を対象に「子育て世代から見た知内町」をテーマに開催、12月は産業団体の後継者や若手経営者等を対象に、「産業の発展と知内町の未来」をテーマとして開催し、参加者から沢山の貴重なご意見をいただきました。
それぞれの懇談では、町政に対するご意見のほか、町議会に対する厳しいご意見もありました。町議会としても、町民からの声を直接聞くことのできるこの機会を大事にしていこうと考えておりますので、今後も多くの町民の皆様にご参加いただきたいと思います。
町内の中高生を対象とした事業について、中学生議会は、これまで中学3年生を対象とし、7年間で5回開催してきました。昨年は、対象学年を2学年へと変更することとしたことから、実施することができませんでしたが、次年度に向けて中学校と調整をしているところであります。高校3年生を対象とした「高校生議会」は、本年1月22日にワーキンググループ方式で行う予定となっており、生徒と議員による意見交換及び交流を図ることとしています。
また、議会の活動状況を広く町民の皆さまに知っていただくため、議会の会議の様子をインターネットで配信しておりますが、今後も引き続き、ご利用下さいますようお願い申し上げます。
地方を取り巻く行財政環境は厳しい状況にあり、本町にとっても厳しい状況にありますが、私たち議員は、地域住民の代表として、自らの責務と役割の重大さを認識しながら、議会の自主性や自律性を高めるなど、地方自治の確立に向けて鋭意努力を重ねてまいる所存であります。
今年は、改選の年にあたりますが、これまで同様に町民の皆さまの変わらぬご理解とご支援、そして、ご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。結びに、この一年が町民の皆様方にとりまして、幸せで実り多い年となりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
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