町は、きらく地区にある知内消防署庁舎について、元町地区へ移転する計画をまとめました。
新たな消防署庁舎は、令和8年度に着工し、令和10年度に完成する予定です。
現在の消防署庁舎は、昭和50年の建築から49年が経過し老朽化が進んでいるため、維持管理費の増加が懸念されています。また、昨年度に耐震診断を実施した結果、新耐震基準では耐震性能の不足も明らかになりました。さらに、知内川が万一氾濫した場合の洪水浸水想定区域内にあり1メートル程度の浸水が想定されています。
そのほか、建設当時より署員が増員したことによる各部屋の狭さや感染症対策に難しさがあること、消防車両の大型化による車庫の手狭さなどが課題になっています。
■現在の知内消防署庁舎
新たな消防庁舎は、まず、「既存改修」・「現地建替」・「移転新築」について、「救急・火災」や「津波・洪水への対応」、「受援機能などに必要な施設の大きさや機能性」、「整備費」などの観点から比較検討し、町や消防関係者、議会で協議と検討を重ね「移転新築」に決定しました。
また、移転場所については、複数の候補地について「敷地の広さと形状・地質」、「整備期間と整備費」、「津波・洪水への対応」、「緊急車両出動や近隣への影響」などについて関係者で協議・検討し、町内元町地区のスキー場向かいの町有地とすることに決定しました。
なお、これらの情報は7月12日(金)と10月10日(木)に中央公民館で開催した町民説明会でも説明しましたが、今後の整備計画の内容についても継続してお知らせしていきます。
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