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しりうち小噺(こばなし)

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北海道知内町

■知内駅
「津軽海峡の長いトンネルを抜けると知内であった。」という小説があったかもしれませんが(ありません)、青函トンネルを通る海峡線には、旅客列車が停まる知内駅がありました。現在の道の駅の物産館の横から連絡通路を渡ってホームへ行くことができました。
元々この場所にはトンネルで緊急事態が発生した場合に備えた引き込み線が設けられていました。それを利用して請願駅として平成2年7月1日に開業。一番列車の海峡2号には200人以上が乗り込みました。
知内駅には1日上下各2本の電車が停まっていましたが、北海道新幹線の工事が進んだことから、平成26年3月14日の運行をもって廃止になりました。夕方の特急には地元の人たちや鉄道ファンが集まり別れを惜しみました。10年経った現在は湯の里知内信号場として北海道新幹線や貨物列車が走っています。
ちなみに駅ができた当時新駅を核とした駅周辺のリゾート開発を、という構想がありました。提言にはスキー場やゴルフ場の開発なんてものもあったのですが、経済的な側面のみではなく自分たちの住むまちをどうしたらよいのかという視点で議論が必要、とも書かれています。

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