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しりうち小噺(こばなし)

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北海道知内町

■雷公神社
9月は町内各地区の神社で祭が行われます。
『大野土佐日記』によると、雷公神社は砂金を求めて知内にやってきた荒木大学が寛元2年(1244)、天下泰平と当所安全を祈願して、同行していた大野了徳院に命じて上賀茂、下賀茂の二社を勧請(かんじょう)して建てたのが始まりとされています。のちにコシャマインの乱の時に武田信広(松前家の祖)が通った際、荒廃しているのを見て二社を一社に再建し、祭神が別雷神(わけいかずちのかみ)であることから雷公神社と号しました。
元々は上雷にあり、江戸時代には幕府巡見使(じゅんけんし)も立ち寄りました。また、松浦武四郎が弘化3年(1846)頃に朱の鳥居が建っていたと「蝦夷日誌」に残しています。明治時代になって村中(現在の元町地区)に移りました。現在の社殿は昭和36年に建てられたものです。
9月21、22日は雷公神社の例大祭の日で、渡御行列では四ヵ散米(しかさご)行列が行われており、本祭では松前神楽が奉納されます。また、協賛行事として昭和50年ごろからねぶたが運行され賑わいます。
なお、松前神楽は平成30年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

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