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自治体の皆さまへ

木曽町交流派遣報告

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北海道福島町

Kisoji-Fukushimajuku 福島宿

ひと際目を引くノスタルジックな風景。
今現在でも、宿場町の雰囲気ある木曽路を中心とした名所、歴史散策が人気で、国外の観光客も注目する観光スポットとなっています。

今年から総務課財政係としてまたお世話になります、白川人和です。此度の派遣先であります長野県木曽町は当町と"ふくしま親善友好提携〟を結んでいる友好都市です。(長崎県松浦市も同様)この町で過ごした一年間、思い出の写真と共にご報告いたします。
江戸と京を結ぶ中山道にあった宿場の一つ、町の中心地であった福島宿は、大名や皇族のお輿入れなどで盛んに利用され、江戸より早く京の、京より早く江戸のあらゆる風物が伝わっていたようです。また福島関所(日本四大関所の一つ)が構えられ、交通の要衝地でもありました。ほかにも、今年没後200年の節目を迎える第9代木曽代官山村蘇門公や、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場した木曽義仲公・巴御前など歴史的人物の縁の地でもあります。
そんな奥深い歴史をもつ木曽町にいる間は、少しでも北海道福島町を知ってもらうきっかけになるよう、地域の恒例行事、サークル活動への参加や、いきいきクラブの子どもたち、移住者の方々、ご近所さんなど町民の皆さんとの交流の場に積極的に参加して、親睦を深めさせていただきました。迎え入れてくれる人の気持ちの温かさを感じました。
業務の方は、当初のイメージとは違った日々の連続でした。町内の駅伝大会や相撲大会など、各種スポーツ大会の計画から実施までを主担当として任され、不慣れな業務に不安を感じつつも、職場の仲間や町のスポーツ推進委員・体育協会の協力のおかげで、無事にやりきることができました。イベント事は、結果がすぐ見えてくるので、非常にやりがいを感じながら、一つ一つを一生懸命に取り組ませていただきました。
そのほか、関所のあるまちとして木曽町と繋がりのある静岡県湖西市や長崎県松浦市との交流事業、木曽町が加盟しているNPO法人「日本で最も美しい村」連合が主催するイベントへの出展協力、自治体DX推進に係る商談展への参加など、長野県内外問わず、業務に携わらせていただく機会が多くあり、自分の知見を広める経験を積むことができました。(実は今回が、初めての一人暮らしでした。新しく、楽しいことも多くあった半面、自分の未熟さを痛感し、仕事もプライベートも反省する日々でした。)
末筆ながら、沢山の人の輪が生まれ、やりがいある仕事をさせていただいたこの一年間は、ただの業務経験だけではない、社会人として未熟である私の成長にも繋がるひと時となりました。改めて、公私とも温かくご指導いただいた関係者の皆様には心より感謝を申し上げます。

「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」
木曽町を旅立つ前に、職場の仲間から贈られた大切な言葉です。
チャンスがあっても、地力がなければチャンスは掴めず、また地力があっても、一人では何もできない。
事に当たる場合は、人の和が最も大切であるという孟子の教えです。
まさに、この交流派遣を締めくくるにはピッタリすぎるくらいの言葉であると私は思いました。

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