文字サイズ
自治体の皆さまへ

第95回 町長のしごと日記

3/30

北海道福島町

~元気で笑顔のあふれる福島町を実現するために~
【持続可能なまちづくりを町民と共に創る…】

今年の夏は、例年にない暑さが続いておりますが、お盆も終わり、季節は夏から秋の紅葉シーズンへと少しずつ変化を見せはじめております。
七月二十六日(水)、青森県今別町において第二青函トンネル構想実現に向けた今別町推進会議が開催され、お招きをいただき、参加をさせていただきました。総会終了後に記念講演の講師として、「実現したい夢がある~津軽海峡に新たな第二青函トンネルを」と題して、当町の第二青函トンネル構想を実現する会の活動状況や道内の政治状況などを報告させていただきました。
昭和三十一年十月に当時の深山久三郎町長ほか議会議員二十名が今別町を訪問し、青函トンネル工事の早期実現を目指し、青森県庁へ陳情を行っております。昭和三十一年は私が生まれた年であり、トンネル町長といわれた深山町長は、私が役場に入庁した時の町長であることからも、半世紀以上の時を経て何かしら不思議な縁を感じております。
七月二十八日(金)、渡島総合開発期成会の東京要望に参加し、国土交通省北海道局、財務省主計局及び衆参議員会館を訪問し、要望活動を行ってまいりました。私の方から白神防災道路の早期実現と第二青函トンネルの必要性並びに実現に向けた要請をさせていただきました。
八月六日(日)から四年ぶりに九重部屋の夏合宿が横綱記念館の稽古土俵で始まり、初日から早朝にもかかわらず多くの方々が見学に来館し、力士たちの迫力ある稽古風景に見入っておりました。
佐ノ山親方(元千代の国)・大山親方(元千代鳳)の指導の下、若い力士たちが福島町で稽古を積み、九月場所で活躍することを期待しております。
八月十日(木)告示の福島町長選挙において、無投票で当選をさせていただき改めて、町政を担う責任の重さを感じております。引き続き、町民の皆様の思いに寄り添った思いやりのある町政に心がけてまいります。早いもので、平成二十七年十月四日に町長に就任し、八年が経過しました。首長として、また、まちのリーダーとして、二期八年間、町民の幸福実現のため皆様と共に全力で走り抜けてまいりました。
以前も広報の中で記述させていただきましたが、十一年前に時間のない中、無謀とも思えるような選挙戦に挑戦をし、敗れは致しましたが、その直後に知人から六十冊ほどの本をいただき、もう一度挑戦するなら読んだ方がいいよと、政治学や人生学などの図書を六カ月間で読破し、その後、満を持してまち歩きを始めました。その経験とその後の三年間の町歩きが、今の自分の支えとエネルギーになっております。その知人が先般お亡くなりになり悲しい思いでいっぱいですが、その方の教えは、今も私のまちづくりに脈々と生きております。今は亡き故人に改めて感謝申し上げます。
町のかじ取りを託された首長として誠を政治の基本とし、持続可能なまちづくりをめざし、町民の皆様と共に創り上げてまいります。そのために町や地域の課題の解決にあたっては強いリーダーシップを発揮し、その中にあっても謙虚で、かつ、真摯な姿勢を政治の信条として、全体を俯瞰(ふかん)する情報力をもとに、適切な判断力、決断力、スピード感を持って、実践的な行動力と実行力でこの厳しい時代を切り拓いてまいります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU