ガーデニングや家庭菜園、スポーツなどの野外活動を楽しめる季節となりましたが、みなさんに気をつけていただきたいのが「破傷風」です。
破傷風は、小さな傷から時には重大な健康障害を引き起こすので注意が必要です。
■破傷風の原因
・土の中などにいる細菌「破傷風菌」によっておこる感染症です。
・さびた釘が刺さった、グランドで転んで擦りむいた、傷があるのに土いじりをした、動物に噛まれたなど、破傷風菌は傷口から侵入し菌が増殖します。
■潜伏期間
・感染してから症状が出るまでの期間は3日~3週間程度
■破傷風の症状
破傷風菌が作る毒素によって、神経障害を起こします。
▼症状のはじめは
・ケガをしたところの違和感
・首の後ろのこわばり
・飲み込みがしにくくなる
・口が開けにくい、しびれる
▼重症になると
・全身のけいれん
・呼吸困難など重篤な症状をきたすことがあります
■もしケガをしてしまったら
・泥や土などの異物が残らないよう、傷の奥まで洗う必要があります。流水でよく洗い流しましょう。
・刺し傷など深い傷は、医療機関に相談し十分消毒をしてもらいましょう。
・傷を負った直後に症状がない場合でも油断は禁物です。
・破傷風を疑う症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
■臨時休診のお知らせ
院長出張のため、5月31日(金)を休診とさせていただきます。ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。
■やまゆりクリニックからのお願い
3日以内に37.0℃以上の発熱や風邪症状のある方は、来院される前にお電話でご連絡をお願い致します。
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