診療所だより～やまゆりの風～『ドクガによる皮膚炎』

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ドクガの幼虫(毛虫)は、5月～7月ころに見られます。体の色は黒く、背や側面にオレンジ色の模様があります。
成虫(ガ)は、6月～8月頃に見られ、黄褐色で2～3cm程度の大きさです。
卵、幼虫、成虫には皮膚炎の原因となる毒針毛(どくしんもう)があり、肉眼で見えないとても細く短い毛です。

■皮膚炎の症状
毒針毛が皮膚に触れてから、数時間後にピリピリとしたかゆみが出てきます。
その後、強いかゆみと赤いブツブツが大量に現れ、やがて水ぶくれになり耐えがたい腫れや痛みになる事もあります。1～2週間ほどで治まっていくことが多いですが、患部を掻いたりこすったりすると、毒針毛が深く刺さりかゆさが増していきます。
また、症状がひろがってしまう原因となるので、掻いたりしないようにしましょう。

■ドクガに触れてしまった時は…
・患部にガムテープをペタペタと数回当てて、毒針毛をはがしとってください。
・患部を流水でよく洗ってください。
・赤みや腫れ、かゆみがでてきたら冷やしましょう。
・衣類にも付着している可能性があるので、他の洗濯物とは別々に分けて数回洗いましょう。
(1回の洗濯ではとりきれない可能性があります)
※症状がひどいときは、医療機関を受診しましょう。

毒針毛は非常に軽く細かいため、風に飛ばされて衣類や肌に付くなどして、症状が出る場合もありますので注意してください。
また、ドクガの成虫が家の中に入ってしまった場合は、濡らした新聞紙などで捕まえて、袋に入れて処分しましょう。
※殺虫剤を使用すると、毒針毛が飛び散る可能性があります。

■やまゆりクリニックからのお願い
3日以内に37.0℃以上の発熱や風邪症状のある方は、来院される前にお電話でご連絡をお願い致します。

■夏季休診のお知らせ
8月13日(火)～15日(木)を夏季休診とさせていただきます。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承の程お願い申し上げます。

■8月診療日カレンダー

福島町国民健康保険診療所
やまゆりクリニック