診療所だより～やまゆりの風～「過活動膀胱(かかつどうぼうこう)」

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■過活動膀胱とは
膀胱が過敏になり、尿が十分にたまっていなくても、自分の意志とは関係なく膀胱が収縮し尿を出そうとします。
その結果、急に尿意をもよおしたり、何度もトイレに行きたくなったり、トイレに間に合わずに尿を漏らしてしまったりする病気のことをいいます。気になる症状がある場合は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

■過活動膀胱の症状
下記の症状がある場合は過活動膀胱の可能性があります
○尿意切迫感
急に起こる、我慢できないような強い尿意
○切迫性尿失禁
急に尿意が起こり、トイレに間に合わず尿が漏れてしまう
○昼間頻尿
日中頻繁にトイレに行く(目安8回以上)
○夜間頻尿
尿意で目が覚め、睡眠が中断される(目安2回以上)

■過活動膀胱の日常生活での対処法
[膀胱訓練]※特に、切迫性尿失禁に有用
◦少しずつ排尿間隔を延長することにより膀胱容量を増加させる訓練法です。
◦短時間から始めて15～60分単位で排尿間隔を延長し、最終的には2～3時間の排尿間隔になるように訓練をしましょう。

[骨盤底筋体操]※特に、女性に有用
◦腹筋に力が入らないように肛門や膣を締めるようにする方法です。

[アルコールやカフェイン、炭酸飲料、タバコ、刺激物をさける]
◦アルコールやカフェイン、炭酸飲料などは利尿作用があるので、水分量が多くなるだけではなく、尿失禁を悪化させる可能性があります。
◦タバコもニコチンが膀胱収縮を引き起こし、尿失禁のリスクを増大させる可能性があると言われています。

[水分量の管理]
◦身体にいれる水の量が多いと、尿として排出する量も多くなります。「頻尿だと思っていたら水分の飲みすぎだった」というケースも少なくありません。目安としては1日1.5ℓ～2ℓです。

[便秘の改善]
◦いきんで排便することで、腹圧性尿失禁や尿意切迫のリスクになる可能性があります。

■新型コロナウイルスワクチン接種の予約を受け付けています
当院では、1日の接種人数を制限しています。接種を希望される方は、事前にお電話または当院窓口でご予約をお願いいたします。

■やまゆりクリニックからのお願い
3日以内に37.0℃以上の発熱や風邪症状のある方は、来院される前にお電話でご連絡をお願いいたします。

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