文字サイズ
自治体の皆さまへ

一般行政報告

6/35

北海道稚内市

※内容は一部を要約しています。
全文は市ホームページに掲載しています。

■新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況と新型コロナ検査所の閉所について
新型コロナウイルスワクチン接種については、本年3月、国から今後の方針が示され、高齢者や基礎疾患のある方など重症化リスクの高い方は、8月までの1回と、9月以降に1回の合計2回の接種、それ以外の方は、9月以降に1回接種をすることとされました。

これを受け本市では、2回接種の対象となる約1万2千人について、5月8日から医療従事者等への接種を開始したほか、高齢者や基礎疾患を有する方への接種として、5月15日から医療機関での個別接種、同じく17日からは、保健福祉センターでの集団接種を開始し、これまでと同様、医師会を始めとする関係機関や市民の皆さんのご協力をいただきながら、順調に接種を進めているところです。

また、昨年2月からポートサービスセンター内に開設していた、新型コロナ検査所については、5月末をもって閉所しました。

この検査所は、昨年1月下旬からの感染拡大時に、検査を受けたくても受けられない状況があったことから、市民の不安を払拭し、安心して日常生活を送れるよう、映画「北の桜守」の制作を通じてお付き合いがあった、株式会社木下グループの協力を得て開設したものです。

その後、441日間の開設で、市民を始めとした約1万8千人の方にご利用いただきましたが、このたび、新型コロナウイルスの感染法上の取り扱いが変更されたことに伴って、北海道の無料検査事業が終了したこともあり、その後の利用も落ち着いたことから、検査所はその役割を終えたものと判断しました。

今後は、個人や事業所の自主的な取組を基本とした対応となりますので、引き続き、感染対策へのご協力をお願いします。

■稚内市リサイクルセンターの供用開始について
本年4月1日、新たな「稚内市リサイクルセンター」が供用を開始しました。

従来のリサイクルセンターは、対象品目の段階的な拡大に応じて、施設を増設しながら対応してきましたが、供用開始から20年以上が経過した施設の更新と、ごみ処理施設の一元化を図るため、令和2年12月から、一般廃棄物処分場やバイオエネルギーセンターと隣接する場所に、新たな施設の建設を進めていたところです。

今回の建設により、これまで分散していた処理工程や機能を集約し、効率化を図ることにより、資源物の受入能力が格段に向上したほか、作業の安全性向上の観点から、作業に当たっていただく方の、作業環境の改善も図ることができたと考えています。

引き続き、循環型社会の形成に向けた取組を進めていきますので、市民の皆さんのご協力をお願いします。

■稚内市合葬墓の供用開始について
稚内霊園敷地内に整備を進め、昨年秋までに工事を終えていた「合葬墓」は、本年4月1日から申請受付を開始し、5月12日に供用を開始しました。

「合葬墓」は、少子高齢化や核家族化が進む中、親族によるお墓の承継など、維持管理が困難な方や不安を感じている方が増えていることから、承継者がいない場合でも安心して利用できる墓地として整備を進めてきたもので、血縁などに関わりなく、多くの方の焼骨を納める「合葬式」の墓地です。

このたび供用を開始した「合葬墓」は、宗谷湾を一望できる高台に建っており、納骨数は3千体を想定しています。本事業には、受付開始前から高い関心が寄せられ、多くの問い合わせをいただいており、6月16日現在、9月までの納骨分として38件、86体の申請を受け付けているところです。

令和5年度は、既に完成している本体部分の周辺に生垣を設けるなど、環境整備を行う予定であり、市民の皆さんに永く親しまれる施設として、運用していきたいと考えています。

■令和4年度観光入込客数について
「北海道観光入込客数調査要領」に基づく、本市の令和4年度観光入込客数は、総数44万8千600人となり、前年度比153.1%と大きく増加したほか、コロナ前の令和元年度との比較でも、89.4%の水準まで回復しました。宿泊客延数33万3千300人についても、前年度比で121.5%、コロナ前との比較では91%となったところです。

入込客数増加の主な要因としては、昨年度は3年ぶりに、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う行動制限が実施されず、全国的に人の流れが活発化したことや、国や北海道の旅行支援策による国民の旅行需要の高まりと合わせて、本市独自に宿泊費の助成や各種プロモーションを実施したことなどが挙げられます。

また、令和3年度は1便体制で運航していた夏季の羽田便が、2便体制に戻ったことに伴って、ツアーの催行が回復し始めたことなどにより、道外客が前年度から倍増したほか、JRやマイカー、レンタカー利用の観光客も同様に回復し、さらには、国による入国制限が解除された下期から、外国人観光客が回復傾向にあることは、今後に向けた明るい兆しと受け止めています。

今年度に入ってからも、4月の稚内ー羽田便の利用状況が、前年同月比150%程度の数字を残していますし、今年9月には、道内で体験型観光の国際会議が開催されることから、今後も大いに期待しているところです。

■令和5年度6月補正予算
【一般会計】16億3,777万円追加
【特別会計】1,205万6千円追加
【補正総額】16億4,982万6千円追加
※一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算総額の前年度同期比は、4.3%の増額となります。

◆一般会計補正予算の主な内容
〇総務費 1億5,728万6千円
市内及び天北線生活交通路線維持事業、地域集会所等改修事業 ほか

〇民生費 2億7,962万7千円
住民税非課税世帯価格高騰対策給付金支給事業、高齢者・障害者施設等価格高騰対策支援事業 ほか

〇衛生費 2億3,984万5千円
地域医療対策推進事業、新型コロナウイルスワクチン接種事業 ほか

〇労働費 462万8千円
総合勤労者会館管理運営事業

〇農林水産業費 7,761万6千円
酪農畜産経営安定支援対策事業、公設地方卸売市場事業特別会計繰出事業 ほか

〇商工費 9,402万4千円
観光活性化促進事業、宗谷岬周辺魅力創出基本構想策定事業 ほか

〇土木費 4億13万8千円
副港通道路整備事業、稚内港脱炭素化推進計画策定事業 ほか

〇消防費 2,224万9千円
消防事務組合負担金事業

〇教育費 3億2,563万7千円
育英館大学整備事業、学校給食費助成事業 ほか

〇職員費 3,672万円
職員給与費

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU