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自治体の皆さまへ

地域の医療・介護を知ろう!

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北海道稚内市

私たちが安心して暮らし続けるためには、医療と介護が不可欠です。これからの地域の医療・介護について、皆さんと一緒に考えていくため、シリーズで連載します。
【北海道総合在宅ケア事業団・編】

北海道総合在宅ケア事業団は、平成5年6月に設立された一般社団法人で、現在、道内53か所の地域で主に訪問看護を行っています。

稚内では、平成7年に「稚内訪問看護ステーション」を開設し、平成12年の介護保険制度の開始に伴い、ケアマネジャー業務を行う「稚内ケアプラン相談センター」を併設しました。また、市が設置する「中央地区在宅介護支援センター」の指定管理者として、高齢者のさまざまな相談窓口の役割も担っています。

今回は、稚内訪問看護ステーションの古川所長にお話しを伺いました。

■乳幼児から高齢者まで
稚内訪問看護ステーションは、乳幼児から高齢者まで全ての人に訪問看護を提供することができます。

在宅で療養される方々のケアを担う専門集団として、質の高いサービスが提供できるよう、日々研鑽を積み、研修等に力を入れています。

理念は「笑顔と真心 意思決定を尊重し 家族と本人に寄り添う」で、利用者やご家族に安心していただけるよう努めています。

■訪問看護の仕事
訪問看護の業務は、体調観察や療養生活への相談・助言のほか、介護相談、点滴や留置カテーテル・気管切開など、医療ケアの実施、服薬管理、清潔ケアなど多岐にわたります。

また、精神疾患のある方は、専門の研修を受けた看護師が対応します。会話の中から、利用者が抱える課題や希望などを汲み取り、精神的なフォローを大切にしています。「看護師さんに相談できてよかった」「安心して家にいられる」というお声をいただき、嬉しく感じています。

■安心して働ける職場づくり
初めて訪問看護の仕事に就くとき、「一人で不安」と感じる方が多いようです。けれども心配はいりません!先輩の訪問に同行する中で、訪問看護のやりがいを感じていただけると思います。法人本部と連携し、プログラムに沿ったオリエンテーションや新人研修を十分に整えています。

■医療と介護が連携
「自宅で介護できるのか不安だったけれど、訪問看護があるから看取りまでできた」「本人の望む自宅に帰れてよかった」などのお言葉を利用者のご家族からいただいています。病気を抱えて退院される方、人工肛門や留置カテーテルなどの医療ケアが必要な方も、地域の専門職と連携を図りながら、支援させていただきます。稚内は、医療・介護の連携の絆が強い地域だと感じています。

問合せ:稚内訪問看護ステーション
【電話】22-0800

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