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令和5年12月市議会定例会より ~工藤市長の一般行政報告~(1)

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北海道稚内市

11月28日から15日間の会期で開催された市議会定例会では、初日の一般行政報告をはじめ、12月補正予算の審議などが行われました。
※全文は、市ホームページにも掲載しています。

■台湾屏東県(へいとうけん) 恆春鎮(こうしゅんちん)との友好交流の協定締結について

このたび、台湾の最南端に位置する屏東県恆春鎮との間で、友好交流の協定を締結することとなりましたので、その経緯などについて、ご報告いたします。
本市と台湾との間では、これまで稚内地方日台(にったい)親善協会を中心に、主に観光分野におけるつながりがあったところですが、本年2月、台北(たいぺい)駐日経済文化代表処札幌分処から、台湾の最南端に位置する恆春鎮との、今後の新たな交流についてご提案をいただいたところです。
今回の協定は、これまで本市が国内外で締結している友好都市協定とは趣が異なり、台北駐日経済文化代表処が昨年から進めている、親善協会を中心とした日台交流の一環として行われるものであって、本市と恆春鎮が道内で12組目の例となります。
稚内市と恆春鎮は、それぞれの国土、北の端と南の端という、対照的な位置関係にあり、今後、この協定を契機として、交流が進むことを期待しているところです。
なお、調印式については、本日この後、札幌分処長を仲介役として、両地をオンラインで結び、実施いたします。

■開業医誘致助成制度を活用した診療所の新規開業について

10月3日、潮見1丁目に「わっかない皮フ科クリニック」が開業いたしました。
開業医誘致助成制度を活用した診療所の開業は、通算6件目であり、皮膚科の開業は初めてとなります。
開業に先立ち、10月1日にはクリニックの一般公開が行われ、近所にお住まいの方など約150人が見学に訪れたとのことであり、改めて市民の皆さんの期待度の大きさがうかがえる機会となったところです。
診療所は、土曜日の午前中も診療を行い、働いている世代の方が診療を受けやすい環境になっているほか、最新の医療機器を導入するなど、多様化する医療ニーズに応えられる体制が整えられています。
ご承知のとおり、この開業医誘致助成制度は、身近に診療を受けられる「プライマリーケア」の充実、ひいては、二次医療圏域のセンター病院である市立稚内病院を中心とした、地域医療体制全体の充実を目的とするものであり、今回の皮膚科開業により、また一歩、環境が整ったと思っていますし、引き続き、市民の皆さんの健康な暮らしを支える環境づくりに取り組んでいきます。

■全日本空輸とフジドリームエアラインズへの訪問について

10月8日から9日にかけて、利尻礼文の首長をはじめ、各地域の観光協会長、稚内空港高度利用協議会会長などとともに、全日本空輸株式会社やその関連企業、株式会社フジドリームエアラインズ、それぞれを訪問しました。
まず、全日本空輸株式会社では、コロナ禍が明け、国内外からの観光需要が、かつての勢いを取り戻しつつあることを踏まえ、4年ぶりに稚内空港就航路線の強化・充実に関する要望書を提出し、羽田・新千歳便の輸送力強化のほか、現在休止中の関西・中部便の早期再開、訪日外国人旅行者に対する利便性の向上などについて要望しました。
全日空からは、観光需要の増加とともに航空機利用も伸びてはいるものの、財務状況の厳しさ、機材繰りの難しさなど様々な説明があり、ただちに要望内容に沿った対応は難しいとは言いながらも、更なる利用者増に努めたい旨の説明があったところです。
次に、フジドリームエアラインズへの訪問に関してですが、今期は運航期間こそ短かったものの、本市のみならず、北宗谷地域における観光振興に貢献いただいたことに対して感謝するとともに、全国各地からのチャーター便の継続運航、あるいは運航期間の延長について、要請してきました。
会長からは、好調だった今期のチャーター実績について、受け入れ側の協力に対し、感謝の意を伝えられるとともに、今後も更なる送客増に取り組みたい旨の説明がありました。
来年に向けては、インバウンドの増加など、今年以上の観光需要の高まりが期待されているところでもあり、空港所在自治体として、空港の運営主体である北海道エアポートと緊密に連携を図りながら、各航空会社に対し、就航路線の強化・拡充に向けた働きかけを、今後も継続していきたいと考えています。

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