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自治体の皆さまへ

地域の医療・介護を知ろう!

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北海道稚内市

私たちが安心して暮らし続けるためには、医療と介護が不可欠です。これからの地域の医療・介護について、皆さんと一緒に考えていくため、シリーズで連載します。
【社会福祉法人緑ヶ丘学園・編】

社会福祉法人緑ヶ丘学園は、昭和24年の創設以来74年間、児童福祉、障がい者福祉及び高齢者福祉に寄与すべく施設サービス事業、在宅サービス事業を経営しています。経営施設は、入所サービスでは、障がい者支援施設「稚内はまなす学園」、特別養護老人ホーム「稚内緑風苑」を、在宅サービスでは、障がい者グループホーム、就労支援事業所、相談支援事業所、高齢者デイサービス、居宅介護支援事業所となっています。
今回は、稚内緑風苑施設長の佐藤さんにお話を伺いました。

◆「稚内緑風苑」はどのような施設ですか。
平成17年開設の介護保険法によるユニット型指定介護老人福祉施設です。建物は、複数の1人部屋(トイレ、洗面付)とリビングなどの共用設備が一つの単位(ユニット)になっており、1ユニット10名で、8ユニットあり、定員80名の入居型の施設です。併設事業所として、高齢者デイサービス、居宅介護支援事業所があります。自宅での生活が難しい中度~重度の要介護者が対象で、終身利用となるため、入居待機者が多く、数ヶ月以上お待ちいただくことになります。サービスの提供につきましては、自宅での生活の継続を基本とし、24時間の個々の生活に合わせた介護を実施しています。また、協力医療機関との連携により「看取りケア」にも対応しています。
また、季節に合わせた行事として、職員が綿あめや飲み物などを振る舞う夏祭り、家族から花束を渡しお祝いする敬老会などを行い、懐かしの思い出などを聞かせてもらっています。

◆リフト導入で働くスタッフも支援
介護スタッフが働きやすい職場にするため、当初から、移動式リフトや設置型リフトを導入しています。これにより、職員の介護労力を軽減し、ゆとりある心で、利用者の安心・安全に配慮しながら介護を行っています。居室や寝室、浴室、トイレ等での移乗に使われ、職員は腰痛など身体的な痛みに悩まされることなく、快適な介護サービスの提供につなげ、また、自身の健康管理にも繋がっています。

◆充実した勤務環境
働くスタッフのために、給与改善に取り組んでいるほか、新規採用時の有給休暇付与や、就職奨励金の給付、退職金制度への加入など、働く環境改善に日々努めています。

◆声問地区との関わり等を教えてください。
声問地区は、稚内市のノーマライゼーション推進地区で、声問町内会が中心となり、声問小学校、稚内養護学校、地域の方々との町内会祭りや各イベントの協力参加をさせていただいています。また、防災の観点からも関わりが強くなってきてます。

◆介護のやりがいや思い等を教えてください!
超高齢化社会を迎える中、人材不足は福祉の現場にも影響を与えていますが、外国人の方々に力を借りることになってきました。長年ご尽力いただいた諸先輩方をこれから支えていくためにも、福祉の現場で一緒に働いてくれる人材を随時募集しています。
利用者のみなさんが安心して日常生活を過ごせるよう、「自助」「互助」「共助」「公助」をしっかりと体現できる社会づくりを通じた地域共生社会の実現に、これからも福祉で地域に貢献していきます。

問合せ:社会福祉法人緑ヶ丘学園
【電話】26-2626

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