地域の医療・介護を知ろう!

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私たちが安心して暮らし続けるためには、医療と介護が不可欠です。これからの地域の医療・介護について、皆さんと一緒に考えていくため、シリーズで連載します。
【株式会社Ailes-Yell(エール)編】

株式会社Ailes-Yell(以下、エール)は、平成26年12月、利用者様に、自由に自宅での生活を送ってもらいたいという思いから始めた事業所で、現在は、潮見4丁目で「ヘルパーステーションエール」(障がい者支援含む)、「ケアマネステーションエール」、「入浴特化型デイサービスエール」のほか、介護タクシー事業なども展開しています。
今回は、エールの代表取締役の荒井さんにお話を伺いました。

◆「入浴特化型のデイサービス」についてその特徴を教えてください。
従来のサービスとは違い、短時間の入浴が主で、ひとりでの入浴に不安がある方や、短時間の入浴支援を希望する方などが対象です。午前と午後、各10名定員で、飲み物やスイーツなどを楽しみながら、ゆったりと過ごしています。

◆「ヘルパーステーションエール」の仕事内容ややりがいを教えてください。
おおよそ朝8時頃から夕方5時頃までの時間帯でサービスを提供しています。仕事には、利用者様の自宅に伺い掃除や洗濯、買い物代行などをする家事支援や、入浴や通院等の支援を行う身体介護があります。働く方の負担にならないよう、希望も確認しながら仕事内容を調整します。短時間勤務や通院介助のみに従事する方もおり、自分の都合に合わせた働き方ができます。

最近、「介護(職)」は敬遠されがちで、ホームヘルパーは特に顕著ですが、利用者様の生活に近く、直に関わることができる仕事です。利用者様のこれまで楽しかったことや、大変だったことなどの話を聞いたり、感謝の気持ちと笑顔を間近で見ることができ、温かい気持ちになります。それが仕事の励みにもなります。

◆身近な地域との関わり
地域の方にエールを知っていただくことや、介護に関する相談窓口として気軽に立ち寄っていただきたい想いから、「コミュニティーカフェ」や「東地区在宅介護支援センター」を設置しており、定期的に足を運んでいただく方も増えています。「オレンジカフェ」は、より多くの方に認知症や介護の理解を深めていただくきっかけを作りたいと考えて実施しており、みんなで食事を作って食べたり、季節に合わせた小物づくり、講師による体操など、認知症の方やその家族、ご近所の方などと一緒に様々な催しをしています。ご近所の方だけでなく、市内の方にも是非一度お立ち寄りいただきたいと思っています。

◆介護保険制度以外のサービスも提供しているとお聞きしました。
介護タクシーや自費ヘルパー・配食・除排雪サービスを実施しています。介護保険制度ではできないけれどもしてほしいことは日常生活のなかで多々あるとの思いから始めたサービスです。介護タクシーは市外への通院等の利用もあります。限られた人員でサービスの提供をしているため、ご相談下さい。

◆介護に対する思いは?
「介護」は特別なものではなく、これからは多くの方がサービスを利用するかもしれません。しかし、介護職場は「人員不足」でサービス利用ができないことも考えられます。このような状況にならないためにも、まずは「介護」の仕事を知っていただきたいです。興味のある方、人との関わりが好きな方、就労先を探している方、どなたでも構いません。エールでは見学や相談も受付しています。今すぐ就労は無理でも、見学やボランティアなどを通じ、「介護(職)」に興味を持っていただきたいと考えています。

問合せ：株式会社Ailes-Yell
【電話】34-6600