私たちが安心して暮らし続けるためには、医療と介護が不可欠です。これからの地域の医療・介護について、皆さんと一緒に考えていくため、シリーズで連載します。
【ニチイケアセンター稚内・ニチイケアセンター若葉台・編】
緑5丁目にある「ニチイケアセンター稚内」、若葉台2丁目にある「ニチイケアセンター若葉台」は、全国展開している株式会社ニチイ学館が運営しており、ともにグループホーム(稚内9名、若葉台18名)と、小規模多機能型(稚内25名、若葉台29名)を展開し、高齢の方の日常生活を支援しています。
今回は、「ニチイ稚内」管理者の村上さんと、「ニチイ若葉台」の管理者の中出さんにお話を伺いました。
■「小規模多機能型」サービスとは
「小規模多機能型」とは、住み慣れた地域の中で、「通い」サービスを中心に、「訪問」「宿泊」の各サービスを同じ施設、同じスタッフにてご利用いただくサービスです。また、ケアマネジャーが常駐しており、本人の体調や家族の都合で予定を変更する場合などでも柔軟にサービスを利用できるため、利用者はもちろん、ご家族の安心につながります。
「通い」のサービスでは、創作活動や軽体操などによる日中活動支援、「訪問」サービスでは、顔なじみのスタッフによる通院の付き添いや調理、洗濯などの家事支援、「泊り」サービスでは、ご家族の都合や体調不良等の時でも、空室があると利用することができます。
■身近な地域との関わり
グループホーム「ニチイのほほえみ稚内・若葉台」は、認知症と診断された方が入居している施設です。利用している方の認知症の進行を緩和し、安心して日常生活を送ることができるよう、医療サービスに従事する方や、地域の方々などの協力のもと、サービス提供を行っています。季節の行事として、ジャガイモなど野菜の栽培から秋の収穫、そしてお楽しみのみんなで料理してお食事会を開催することや、夏には屋外でのバーべキュー、流しそうめんなど、みんなで楽しい思い出を作っています。
共同生活であっても不安になることなく、以前と変わりない生活が継続でき、また、お互いに楽しく生活できるよう支援しています。
■地域密着型事業所として
地域密着型事業所の「ニチイ稚内」「ニチイ若葉台」は、地域との交流を大事にしています。ひばり町内会内にある「ニチイ稚内」では、町内会や施設の隣にある「(株)ユーラスエナジーホールディングス」と「ひばり地域防災協定」を結び、災害発生時の迅速な対応にご協力いただけることになっています。年1回程度、共同で災害訓練を実施し、災害に関する日ごろの準備や心構えなどを一緒に学習しています。「ニチイ若葉台」でも、地域の行事には積極的に参加し、利用者と地域の方が交流を深めています。
■介護に対する思いを教えてください!
ニチイに働く入社1年目の職員から、「つらいこともありますが、利用者の方から感謝の言葉をもらった時が一番うれしかった。」と話を聞いています。新しく介護の道に進む方は少ない現状ですが、少しでも興味や関心がある方ならどなたでも構いません。ご連絡下さい。また、「ニチイ稚内」、「ニチイ若葉台」ともに施設見学も随時受付しています。稚内市内で一緒に資格をとって、一緒に働くことで、「稚内で介護」を一緒に実践しましょう。
問合せ:
・ニチイケアセンター稚内
【電話】22-5351
・ニチイケアセンター若葉台
【電話】34-7200
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