紋別市のふるさと納税は令和元年度から令和4年度まで、全国でもトップクラスの寄附受入額となっています。今回は取組内容や実績、寄附金の使い道について紹介します。
■三年連続日本一となった寄附件数
本市の令和4年度のふるさと納税の実績は、寄附件数が約120万件で全国第一位、寄附金額は約194億円で全国第二位となり、寄附件数では3年連続で日本一の受入件数となりました。実績は毎年7月下旬に総務省から発表されます。
■返礼品は地場産品
返礼品は全て総務省の地場産品基準を満たした約700品を提供。
昨年は120万件以上もの返礼品が全国各地に届けられ、梱包資材や配送など、多岐にわたる業種が関わることで地域経済の活性化にも大きく寄与しています。現在、35の返礼品提供事業者が参加。返礼品の開発や製造、発送などに取り組んでいます。
■令和4年度の寄附使途別寄附額
寄附者は、ふるさと納税をする際に、下図の8つの使途から使い道を指定。市はいったん、基金に積み立て、翌年度事業の財源として活用します。
※1万円未満切り捨てのため、各使途の合計と寄附総額は合致しません。
■令和4年度活用寄附金の主な使い道
令和3年度のふるさと納税の寄附金を財源に活用した、令和4年度の主な事業を紹介します。
▽アザラシの保護活動などオホーツクの海洋環境に関する事業(9事業)
・ガリヤ地区施設整備事業
・オホーツクプログラム推進事業
・北方圏国際シンポジウム開催事業
・放置船舶対策事業
・市有財産改修事業 等
▽森林、湖沼、河川等の環境保全啓発活動に関する事業(18事業)
・街路灯LED化事業
・有害鳥獣防除対策経費
・緑の循環森林認証推進事業
・水産加工残滓処理施設特別対策事業
・河川維持補修事業
・家畜疾病予防対策事業 等
▽市内経済の活性化に関する事業(4事業)
・商店街活性化対策事業
・商業環境整備促進事業補助金
・観光イベント事業補助金 等
▽次世代を担う人材育成に関する事業(4事業)
・小学校施設整備事業
・中学校施設整備事業
・音楽合宿誘致事業 等
▽医療、福祉又は子育て支援の充実に関する事業(3事業)
・子育て応援基金積立金(※)
・医療確保対策基金積立金
・休日夜間急病センタ-運営管理事業
▽人口減少対策に関する事業(7事業)
・雇用開発及びUターン促進事業
・廃屋・空家対策事業
・空家利活用促進事業 等
▽公共施設の整備に関する事業(3事業)
・学校ICT整備事業
・博物館整備事業
・スキー場整備事業
▽市長が必要と認める事業(11事業)
・新型コロナウイルス対策事業
・生活バス路線運行維持対策補助金
・スポーツ合宿誘致事業 等
※子育て応援基金内訳
・3歳未満児保育料無償化事業
・給食費助成事業
・子ども医療給付拡大事業
・乳児健診・新生児検査費用助成事業
・出産・子育て応援支援金給付事業
・子育て応援電子書籍購入事業
・学校給食運営経費
・保育所運営管理経費
・児童生徒学校給食助成経費
■寄附者の皆さんの声
寄附者の皆さんから寄せられた主なメッセージを紹介します。
・昨年も御市に「ふるさと納税」させて頂きました。未だそちらに伺ったことはありませんが、TVや新聞等で御市の話題に触れた時は、たいへん身近に感じております。市政に少しでも協力できれば幸いです。
・毎年、紋別に訪れています。何時も紋別を応援しています。
・以前旅行に行ったときに海産物がおいしくて、ファンになりました。これからもおいしい海産物をお願いします。
・高校時代に紋別市に世話になりました。街に活気が戻るよう、頑張って欲しい。
・遠い昔の夏に訪問したことがありますが、死ぬ前に一度「生きた流氷」を見に行きたいと思っております。
■子育て応援基金で結婚、妊娠、出産、子育てをされる方へ切れ目のない支援
▽3歳未満児保育料無償化事業
国が実施する幼児教育・保育無償化制度の対象となっていない、3歳未満の課税世帯における児童の保育料の免除を実施しています。
▽学校給食運営経費
市内全9校へ学校給食を提供する学校給食センターの運営経費(食材費)に充当することで学校給食費を無料化しています。
▽出産・子育て応援支援金給付事業
出産と出生後間もない子育て期の経済的支援のため出生新生児ひとりにつき10万円を給付し、子育て期の経済的支援をしています。
▽子ども医療給付拡大事業
原則高校生までの入通院にかかる医療費の自己負担分(初診時一部負担金を除く)を助成しています。
これにより高校生までの子どもは初診時一部負担(医科580円、歯科510円、柔整270円)のみで診療を受けられます。
問合せ:企画調整課ふるさと納税係
【電話】24-2111(内線488番)
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