令和5年度の経常的収入は11億7,113万円(前年度比△5,326万円、△4.6%)となり、このうち営業収益は9億572万円、営業外収益は2億6,541万円となりました。他会計負担金の減少及び長期前受金戻入の減少が主な要因となり、前年度と比べて減収決算となりました。
一方、経常的支出は10億586万円(前年度比△3,522万円、△3.5%)で、うち営業費用は9億3,535万円(前年度比△2,549万円、△2.7%)、営業外費用は7,051万円(前年度比△973万円、△13.8%)となりました。費用減少の主な要因は、減価償却費の減少及び支払利息の減少によるものです。
建設改良事業は、企業債や国庫補助金を主な財源として、下水道管の整備を実施しました。また、下水処理施設の世代間の負担を平準化するため、資本費平準化債を活用しています。
■1年間の処理実績
年間処理水量:4,236,091m3
1日最大処理水量:19,318m3
1日平均処理水量:11,574m3
処理区域内人口:18,410人
下水道普及率:92.3%
■経常的な事業活動に伴う収支(消費税抜き)
▽経常的収入の内容
経常的収入は、利用者皆様からの下水道使用料が34.3%、雨水処理負担金などの他会計負担金が39.6%となっています。
▽経常的支出の内容
下水道や処理場を維持する経費のほか、減価償却費、支払利息などとなっています。
▽経常的収支
収入・支出差し引き額で、1億6,527万円の損益黒字となり、利益剰余金が2億6,777万円となりました。
■投資的な事業活動に伴う収支(消費税込み)
▽建設改良事業
・下水道管や終末処理場は、一度整備するとしばらく使い続けられる施設ですが、工事の費用が大きいため借入金や国からの補助金などで整備をしています。借入金の内訳は、建設に1億5,740万円、元金償還に1億2,360万円をあてています。
・下水道管の改築設計及び工事、雨天時浸入水対策工事などの事業を実施しました。
▽企業債償還元金
過去に発行した企業債の償還元金です。
▽投資的収支
収支の不足額5億4,760万円は、経常的支出のうち、減価償却費など現金支出を伴わない支出で補てんしました。
問合せ:水道部総務課庶務係
【電話】内線358番
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