■渚滑小学校
▽地域を生かした活動~熊訓練
今年も出没しているヒグマ。でも、どうして熊が私たちの生活区域にまで出てくるのだろう…?
そんな疑問と、「もし、熊と出くわしたら…。」という対応術の基礎を学ぶテーマで訓練を行いました。
不法投棄が後を絶たない渚滑地区の課題と向き合うきっかけになりました。
▽小中合同運動会
異学年、異校種で活動する運動会です。普段の学習で培った、「人と関わる力・自分と向き合う力」を表現する場として位置付けています。
準備をするときはみんなで協力してテントを立てたり、リレーや綱引きでは、お兄さんお姉さんのアドバイスを受けたり、中学生が指導する場面もあります。教職員の交流も大切にしながらよりよい連携の在り方を模索しています。
▽思考する子供たちを育む師
毎日の学習を大切に、教職員は切磋琢磨しています。「気付く、築く子どもの育成」を重点目標とした今年度は、反応する・聞くことを大切にして教育活動を進めています。
学校での教員の研修はもちろん、職員室内では子供たちの話題で盛り上がっています。こうしたつながりが、「思考する子供たち」の育成につながっています。
■紋別高等養護学校
▽まちなかそ~らん
7月6日(土)に氷紋の駅で開かれたまちなかそ~らんでは、紋別高校の演舞前に友情出演という形でTAKIOのソーラン節を披露しました。今年は、2年生と3年生が演舞で参加、1年生が掛け声で参加と、初の全校参加をしました。
▽風舞祭から
開校の年からよさこいに取り組んでいる本校ですが、初めて地域のみなさんに披露したのは、もんべつ港まつりの風舞祭でした。そのときは、まだTAKIOのソーラン節ではなく、もっと簡単な曲と振り付けで参加しました。
▽なぜよさこいを始めたのか
開校当時は1年生しかおらず、目標とする先輩たちのいない生徒たちは、これからの自分に見通しをもてず不安やいらだちを募らせました。そこで「稚内南中のようにみんなの気持ちが一つになれたら……」と一縷の望みを託し、よさこいを始めました。
最初、気乗りせず踊り始めた生徒たちでしたが、港まつりの風舞祭で敢闘賞をいただいたことで俄然やる気が出ました。
この敢闘賞は、新しくできた高等養護学校の生徒たちが踊ったため、応援の意味でいただけた賞だと思いますが、中学校時代あまり目立たず過ごしてきた生徒たちにとって、地域のみなさんから誉められたことは大変な自信となりました。
▽札幌の舞台へ
風舞祭後、真剣によさこいをしようと奮起した生徒たちは、札幌のYOSAKOIソーラン祭りに出たいと口にするようになりました。そこで踊りもTAKIOのソーラン節へと変えました。本格的なよさこいを知らない私たちは、紋別のYOSAKOIチーム「紋別流氷童夢」さんに協力いただき、演舞を一から教わりました。
▽世の荒波に飛び込まん
札幌のYOSAKOIソーラン祭りは、紋別市内の皆様から精神的にも金銭的にも応援をいただき、19回連続出場を果たしました。札幌の大舞台で踊れたこと、卒業生たちはその喜びを今も口にします。現在は、まちなかそ~らんや体育祭で演舞するのみとなりましたが、今でも在校生たちは「完全燃焼」、「我ら互いに肩組みて世の荒波に飛び込まん」を合言葉に踊り続けています。
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