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令和6年度 市政執行方針(3)

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北海道網走市

◇グリーンなまちづくり
2つ目は「グリーンなまちづくり」です。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けた啓発活動に取り組むとともに、あばしり電力の取り組みでは、潮見地区に加え、有休市有地3カ所において発電を開始するほか、NGKオホーツクにおいても太陽光発電設備の整備に取り組み、再生可能エネルギーの利用促進に努めてまいります。
また、森林の環境保全機能の維持のため、植林や伐採など計画的な整備に努め、「こまば木のひろば」においては、枯死木の伐採により、森林機能の回復を図ってまいります。

◇活力あふれるまちづくり
3つ目は「活力あふれるまちづくり」です。
農業では、環境に配慮した持続的な発展のため、DXやカーボンニュートラルの促進など農業者の意欲的な取り組みを支援するほか、近年、急激に増加している有害鳥獣の被害を抑制するため、特にエゾシカの捕獲について集中的に取り組みます。
水産業においては、消費者ニーズや商流の変化など多様な課題に対応するため、漁業者、水産加工事業者の意欲的な取り組みを支援するほか、オホーツク海の海洋環境を的確に把握するため、観測機器の整備を支援します。
観光業では、デジタル技術を活用したプロモーションを実施するとともに、観光客の行動実態や意識など網走観光の特性を把握するほか、戦略的な観光地域づくりを担うDMOを支援してまいります。
公共交通では、日常の移動手段の確保のため、生活路線バスやどこバスの運行を支援してまいります。
働き手の確保については、高校生や、女性・高齢者等を中心とした就労意欲のある社会人に向けた合同企業説明会を実施し、就労や起業への意欲を高めるセミナー、新社会人を対象とした研修会を開催してまいります。
また、若年層の人材確保と地元定着を図るため、新規就職した方への奨励金の支給対象年齢を引き上げるとともに、公共交通や建設など社会インフラを担う事業者の人材確保の取り組みに対して、支援内容を拡大してまいります。
このほか、新たに、社宅整備への支援に加え、空き市営住宅の活用も含め、就労者の住宅確保に取り組んでまいります。

◇安全・安心なまちづくり
4つ目は「安全・安心なまちづくり」です。
災害対策では、夜間においても安全に避難できるよう、北浜地区の津波避難路へソーラー蓄電池式の照明設備を整備するほか、停電時の暖房や照明を確保するため、新たに、郊外地区の避難施設に、外部電力を引き込む配線を整備してまいります。
インフラの整備では、道路の改良、橋梁の長寿命化対策、導水管や配水管の布設替え、下水道施設の耐震化など強靭化を計画的に進めるとともに、公園については、遊戯施設を中心とした子育て支援型、多目的に活用できる多世代交流型など、地域の利用実態を踏まえながら計画的に再編整備を進めてまいります。
女満別空港網走間の高規格道路の新規事業化に向けて鋭意取り組んでいくとともに、都市機能の集約や公共施設の適正配置などと合わせ、都市計画決定に向けた検討協議を進めてまいります。
廃棄物処理では、広域での中間処理施設整備に向けた検討を進めるとともに、埋め立てごみの減容などにより最終処分場の延命を図ってまいります。
また、猛暑への対応として、小中学校へのエアコン設置を計画的に進めるとともに、住宅や、コミュニティセンター、住民センター、ソレイユ、町内会館、自治会館、ふれあいの家へのエアコン設置に対しても支援してまいります。

◇デジタルを推進するまちづくり
5つ目は「デジタルを推進するまちづくり」です。
工事入札事務を電子化し、入札参加者および市の双方における事務の効率化を図ってまいります。
また、これまでパトロールにより目視で行っていた積雪深の確認を、自動で観測する仕組みを導入し、除雪の効率化を図ってまいります。
加えて、ごみステーションの違反ごみ排出状況を速やかに把握できる仕組みを導入するほか、ボランティア清掃活動を行う団体の取り組みを共有化するアプリを導入し、地域美化活動へのモチベーションの向上や活動の広がりを図ります。
このほか、災害など緊急時に情報を広く早く届けるため、固定電話、ファクスへのガイダンス、SNSとの連携が可能なメール配信の仕組みと、ライン広告を活用したプッシュ型の情報提供の構築に取り組んでまいります。

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