■当事者としてさまざまな思いを発信するアーティスト~性的マイノリティの壁~
ゲイであることをカミングアウトし、シンガーソングライターとして活動している方がいます。
◇同性愛者として生きる中で
クイーンのフレディ・マーキュリー、エルトン・ジョン、ワム!のジョージ・マイケル。彼らは自分の性的指向が同性であることを公表したアーティストです。日本にも、性的マイノリティであることを公表して活動されているアーティストがいます。
その中の一人、“かつ江”さんは、ゲイであることを公表しながら音楽活動をしています。同性愛者として生きていく日常や、その中で生まれる苦しみや生きづらさを発信しており、当事者でなければ感じられないような思いや感情を歌詞にしながら、音楽に乗せ訴えています。歌からは、かつ江さんの思いが伝わり、当事者を取り巻く社会について深く考えさせられます。
◇正しい認識が必要です
かつ江さんが訴えているように、性的少数者の方は、今も多くの方々が、生きづらさを感じています。どのような性自認や性的指向を持っていたとしても、誰もが当たり前に平等に暮らしていくためには、性の多様性について正しい理解と認識を深めていくことが大切です。
網走市では、誰もが多様な選択ができる社会の実現を目指し、本年4月よりパートナーシップ宣誓制度の運用を開始しています。
かつ江さんが発信する作品をきっかけにして、こういった制度について理解を深めてはいかがでしょうか。
問合せ:網走市男女共同参画プラン推進会議編集委員
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